ヤンマー自社開発の舶用「SCRシステム」の出荷台数1,500台を達成

2022年07月22日
ヤンマーパワーテクノロジー株式会社

<ヤンマー自社開発の触媒反応器>

ヤンマーホールディングス株式会社のグループ会社であるヤンマーパワーテクノロジー株式会社(本社:大阪市、社長:田尾知久、以下YPT)は、独自開発の排ガス後処理装置「SCRシステム※1」において2015年の初号機出荷以来、累計受注台数が2200台を突破し、累計出荷台数1,500台を達成※2しました。

SCRは、ディーゼルエンジンから排出される窒素酸化物(NOx)を浄化する技術です。YPTでは、1次規制比80%の大幅なNOx削減が必要なIMO※33次規制を単独でクリアできるSCRシステムの自社開発に成功しています。独自の技術とノウハウを活かしたコンパクト設計による船舶への搭載性向上と、自社ディーゼルエンジンを含めた最適制御を実現し、ラインアップを取り揃えています。また、2022年5月には本システムにスマートフォンでのコネクティッド機能を追加し、ICT技術を活用した管理工数の削減やエンジンと連動した適切なメンテナンスの提案を行っています。

今後も当社のブランドステートメントである「A SUSTAINABLE FUTURE」を実現する環境対策に取り組むとともに、お客さまの「Life Cycle Value(生涯価値評価)」の向上を目指し、エンジンをはじめとした多様なニーズに応えるプロダクトを提供してまいります。

<USB接続によるSCRシステム稼働データ連携のイメージ>

SCRシステムについて

  • ※1SCR:Selective Catalytic Reduction(選択的触媒還元)
  • ※22022年7月1日現在。
  • ※3IMO:International Maritime Organization(国際海事機関)

<ヤンマーについて>

1912年に大阪で創業したヤンマーは、1933年に世界で初めてディーゼルエンジンの小型実用化に成功した産業機械メーカーです。「大地」「海」「都市」のフィールドで、産業用エンジンを軸に、アグリ、建機、マリン、エネルギーシステムなどの事業をグローバルに展開し、お客様の課題を解決するソリューションを提供しています。ヤンマーは“A SUSTAINABLE FUTURE-テクノロジーで、新しい豊かさへ。-”をブランドステートメントに掲げ、次の100年へ向けて持続可能な社会の実現に貢献していきます。

  • 記載されている内容は発表時点のものです。最新の情報とは内容が異なっている場合がありますのでご了承願います。

【本件に関するお問い合わせ先】

ヤンマーパワーテクノロジー株式会社
特機事業部 舶用営業部営業企画部
TEL:

【報道関係者お問い合わせ先】

ヤンマーホールディングス株式会社
ブランド部コミュニケーション部 広報担当
E-mail: koho@yanmar.com

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