ニュースリリース
2019年3月期決算概要について
2019年06月28日
ヤンマーホールディングス株式会社
ヤンマーホールディングス株式会社(本社:大阪市、社長:山岡健人)は、2019年3月期決算を発表しました。
2019年3月期の連結業績について
当連結会計年度の業績について、売上高は前連結会計年度(7,661億円)に比べ4.0%増の7,966億円となりました。経常利益は、前連結会計年度(173億円)に比べ19.5%減の139億円となり、売上高経常利益率は1.8%となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度(108億円)に比べ80.4%減の21億円となりました。
また、連結売上高に占める海外売上高は前連結会計年度(3,904億円)に比べ6.3%増加し、4,151億円となり、海外売上高構成比は52.1%となりました。
2019年3月期の連結業績(2018年4月1日~2019年3月31日)
(%表示は対前期増減率)
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に 帰属する 当期純利益 |
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2019年 3月期 |
百万円 | % | 百万円 | % | 百万円 | % | 百万円 | % |
796,622 | 4.0 | 8,103 | △33.1 | 13,943 | △19.5 | 2,122 | △80.4 | |
2018年 3月期 |
766,176 | 2.2 | 12,113 | 32.1 | 17,322 | 53.0 | 10,843 | - |
当連結会計年度における世界経済は、米国では住宅投資・設備投資が減速するも、雇用情勢の改善や個人消費の底堅さが継続し堅調に推移しました。欧州の景気は、米中経済の先行き不透明感に起因する企業マインドの悪化や、外需の伸び鈍化に伴う輸出減少から、緩やかな減速に転じました。また、中国ではこれまで景気を下支えしてきたインフラ投資や個人消費も減少し、緩やかな成長減速となりました。日本経済においては、自然災害等で一時マイナス成長となるも、企業の設備投資は増加傾向を維持し、雇用・所得環境の改善が続くなか、内需に支えられ緩やかな景気拡大となりました。今後の世界経済は、米国の経済政策及び米中の通商関係、英国のEU離脱交渉の動向によっては、不安定な状態が発生する可能性があります。
このような環境の中、海外市場において、北米・欧州・中国向けのエンジン需要が前年度に続き好調に推移し増収となりました。建機事業では、北米・欧州の堅調な需要継続に加え、中国の都市土木向け小型建機需要が好調に推移し増収となりました。アグリ事業では、タイにおける農機需要が回復した一方、中国の減反政策などにより農機需要が低迷し減収となりました。
また、国内市場においては、アグリ事業ではトラクター販売が好調のため増収となりました。建機事業では、堅調な住宅市況や建設需要、災害対策の影響で需要が増加したことにより増収となりました。エネルギーシステム事業では、空調事業が水害の影響により減収した一方で、発電事業が防災対策需要を受け増収となりました。結果、2019年3月期の売上高は過去最高となりました。
2020年3月期連結業績見通し
国内市場においては、建設機械やガスヒートポンプの需要増を見込んでいます。また、海外市場においては、欧州では小形産業用エンジンで規制対応需要の反動が懸念されるものの、建設機械が引き続き好調で、北米・東南アジアでは産業用エンジンと建設機械ともに堅調に推移すると見込んでいます。
このような中、エンジン事業の増産による売上増を見込む他、アグリ事業では、新商品の「YMトラクター」を東南アジアで本格導入します。また、エネルギーシステム事業では、昨年10月に運転開始したグループ傘下の北米新工場が通年で稼働することに加え、ドイツの空調・冷蔵機器メーカーKKUグループと連携した欧州でのソリューションビジネスの強化など、海外事業の拡大による増収を目指します。
これにより、翌連結会計年度(2020年3月期)の連結業績見通しについては、売上高8,600億円(前年同期比8.0%増)、営業利益207億円(同2.6倍)、経常利益220億円(同57.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益133億円(同6.3倍)を予想しています。
2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
(%表示は対前期増減率)
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に 帰属する 当期純利益 |
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2020年 3月期 (予想) |
百万円 | % | 百万円 | % | 百万円 | % | 百万円 | % |
860,000 | 8.0 | 20,700 | 155.4 | 22,000 | 57.8 | 13,300 | 526.8 |
尚、業績の見通しの前提となる為替レートにつきましては、1米ドル=105円、1ユーロ=125円を想定しております。
<ヤンマーについて>
1912年に大阪で創業したヤンマーは、1933年に世界で初めてディーゼルエンジンの小型実用化に成功しました。以来、産業用ディーゼルエンジンを事業の柱とし、さまざまな市場へ商品・サービス・ノウハウを融合したトータルソリューションを提供する総合産業機械メーカーです。小型エンジン、大型エンジン、農業機械・農業施設、建設機械、エネルギーシステム、マリン、工作機械・コンポーネントの7事業を有し、グローバルにビジネスを展開しています。
「わたしたちは自然と共生し、生命の根幹を担う食料生産とエネルギー変換の分野でお客様の課題を解決し、未来につながる社会とより豊かな暮らしを実現します」をミッションステートメントに掲げ、世界の「都市」「大地」「海」の事業フィールドで、資源循環型社会"A SUSTAINABLE FUTURE"実現への貢献を目指しています。
- ※ニュースリリースに記載されている内容は、記者発表時点のものです。最新の情報とは内容が異なっている場合がありますのでご了承願います。
【本件に関するお問合せ先】
ヤンマーホールディングス株式会社
ブランド部コミュニケーション部 広報担当
E-mail: koho@yanmar.com