北海道産生乳から作られたチーズパウダーを隠し味に、バターとホワイトチョコレートを練りこんだ小麦粉の生地に「ライスジュレ」を使うことによって、しっとりしつつ、口どけの良い新食感を実現しました。
ニュースリリース
お米由来の食品素材「ライスジュレ」の普及を目指し、健康・スポーツ分野への採用など新カテゴリへ拡大
2018年12月06日
ヤンマー株式会社
ヤンマー株式会社のグループ会社であるヤンマーアグリイノベーション株式会社(本社:大阪市、社長:橋本康治)が推進する「ライスジュレ」は、2017年12月の量産・本格販売開始から1周年を迎え、洋菓子店、ベーカリー、外食産業など幅広い分野で採用されています。今後は、成長が見込まれる健康・ヘルスケア関連の食分野などの新たなマーケットでの提案も強化し、ライスジュレの普及を目指していきます。
当社は、お米の新しい付加価値を創出することでお米の消費拡大と日本農業の活性化を目指し、「ライスジュレ」の普及に取り組んでいます。お米由来の新食材「ライスジュレ」は、保水性、乳化性、増粘、ゲル化安定などの独自の機能があり、パン・お菓子の食感改善やハンバーグなどのつなぎ、スープのとろみ付けなど、あらゆるシーンにおける食の課題を解決することができる食材です。また、2018年10月には、フランス・パリで開催された世界最大級の食品展示会「SIAL Paris」に出展し、欧米の食品メーカーからのグルテンフリー、添加物フリーの食材として注目を集めました。
日本国内では、食感改善や、グルテンフリー・添加物フリーはじめとした商品の新たな付加価値を生み出す原料として、お好み焼きの千房株式会社や洋菓子の石屋製菓株式会社など、様々な業界で採用が進んでいます。また、スポーツ用エネルギー補給食品の原料としての採用が決定するなど、健康・ヘルスケアなどの新しい分野にも拡大しています。
今後も、食品業界や外食産業、さらには健康・ヘルスケア関連の食分野へ向けて、「ライスジュレ」の提案を強化し、お米の需要拡大と、米の新たな価値創出に貢献します。
主な採用実績
石屋製菓株式会社 「Sitoli GATEAU(シトリガトー)」
千房株式会社 「豚玉 新味~グルテンフリーお好み焼~」
国産米粉と「ライスジュレ」を使い、小麦粉を使わないグルテンフリーの美味しいお好み焼が完成。ライスジュレは米独特の風味が少なく、保湿性も高く弾力も調整可能な事から、米粉だけでは難しかった大阪お好み焼独特の"ふわとろ食感"を実現しました。
「お米でできたフィナンシェ」(ヤンマーオリジナル商品)
一般的な米粉だけのフィナンシェは品質の劣化が早く、グルテンフリーを実現するためには原材料にトレハロースなどの添加物が必要でした。本商品では、「ライスジュレ」を使用することによってしっとり感を持続させ、原材料に添加物を使用せずに約3ヶ月の賞味期限でグルテンフリーを実現しました。
新たな採用事例の紹介
ミシュラン2つ星レストラン「エディション・コウジシモムラ」
ファーストクラス機内食やクルーズトレインのデザートなどを監修した東京・六本木のレストラン「エディション・コウジシモムラ」で、今回新たに開発した「ライスジュレ」を使用したメニューが提供されます。下村氏によって考案された「国東市西の関の大吟醸の酒粕を使ったアイスモナカ」は、ライスジュレのボディ感を出せる特長を活かし、お米に特化した美味しさを膨らませた。
ミナト製薬株式会社 スポーツ用エネルギー補給食品(開発中)
プロのアスリート監修による運動時のカロリー補給を目的に開発中のスポーツ食品で、日本人の食生活になじみの深いエネルギー源である「米」を使用し、運動中の消化を促進する働きなどでアスリートのパフォーマンスを向上させる効果が期待されています。
その他様々な業種・業態での採用と、新たなヤンマーオリジナル業務用レシピの公開
ライスジュレの製造工場が位置する茨城県稲敷郡河内町の学校給食でライスジュレを使用した小麦パンとクリームシチューが提供されました。ライスジュレを使った学校給食は全国初の取り組みで、今後は添加物や小麦粉を使わないメニューの提案にも取り組んでいきます。
また、業務用での普及を目指す取り組みとして、今回ライスジュレを使用したヤンマーオリジナルの業務用パンレシピを「premiummarche.com」の法人にて新たに公開しました。
<ヤンマーについて>
1912年に大阪で創業したヤンマーは、1933年に世界で初めてディーゼルエンジンの小型実用化に成功しました。以来、産業用ディーゼルエンジンを事業の柱とし、さまざまな市場へ商品・サービス・ノウハウを融合したトータルソリューションを提供する総合産業機械メーカーです。小型エンジン、大型エンジン、農業機械・農業施設、建設機械、エネルギーシステム、マリン、工作機械・コンポーネントの7事業を有し、グローバルにビジネスを展開しています。
「わたしたちは自然と共生し、生命の根幹を担う食料生産とエネルギー変換の分野でお客様の課題を解決し、未来につながる社会とより豊かな暮らしを実現します。」をミッションステートメントに掲げ、世界の「都市」「大地」「海」の事業フィールドで、資源循環型社会“A SUSTAINABLE FUTURE”実現への貢献を目指しています。
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【報道関係者お問合せ先】
ヤンマーホールディングス株式会社
ブランド部コミュニケーション部 広報担当
E-mail: koho@yanmar.com