ニュースリリース
2017年3月期連結決算概要及び次期見通しについて
2017年06月20日
ヤンマーホールディングス株式会社
当連結会計年度における世界経済は、先進国においては米国では雇用情勢の改善を背景に景気の拡大が緩やかに推移しました。欧州の景気は英国のEU離脱が決定されたものの、緩やかな拡大が継続しました。一方、中国では民間投資の減少による景気の減速傾向が継続しました。
日本経済においては、企業の設備投資は増加基調を維持し、雇用及び所得情勢の持ち直しにより個人消費が底堅く推移し、景気は緩やかに回復いたしました。
今後の世界経済は、米国の経済政策の動向及び欧州の地理的な経済統合を否定する政治の流れによっては、不安定な状態が発生する恐れがあります。
このような状況下におきまして、当社グループでは中期経営方針に基づき、2016年度は以下について重点的に取り組みました。
(最終商品事業を拡大するための先行投資)
①最終商品事業の現行領域での新商品投入、営業・アフターセールス改革
②エンジン・コンポーネント事業の新領域における商品開発(大型化・高速化)
(先進国市場でのシェア拡大と成長市場の開拓)
①先進国市場でのシェアの堅持と拡大
②アジアの成長市場の開拓を実施
③次期成長に必要な市場の戦略を構築し、実行に着手
(グローバル競争に必要な組織基盤の構築)
①原価低減活動による成長原資の確保
②お客様価値に貢献する業務の強化
これらの結果、当連結会計年度の業績につきましては、売上高は前連結会計年度(7,038億円)に比べ6.5%増の7,493億円となりました。経常利益は、前連結会計年度(235億円)に比べ51.9%減の113億円となり、売上高経常利益率は1.5%となりました。また、連結売上高に占める海外売上高は前連結会計年度(3,310億円)に比べ15.5%増加し、3,822億円となり、海外売上高構成比は51.0%となりました。
2018年3月期連結業績見通し
2018年3月期の売上高見通しについては、7,350億円を見込んでいます。損益については、営業利益は、213億円、経常利益につきましては230億円を見込んでいます。
<ヤンマーについて>
1912年に大阪で創業したヤンマーは、1933年に世界で初めてディーゼルエンジンの小型実用化に成功しました。以来、産業用ディーゼルエンジンを事業の柱とし、さまざまな市場へ商品・サービス・ノウハウを融合したトータルソリューションを提供する総合産業機械メーカーです。小型エンジン、大型エンジン、農業機械・農業施設、建設機械、エネルギーシステム、マリン、工作機械・コンポーネントの7事業を有し、グローバルにビジネスを展開しています。
「自然と共生し、食料生産とエネルギー変換の分野でお客様の課題を解決するとともに、未来へつながる社会とより豊かな暮らしへの貢献」をミッションステートメントに掲げ、世界の「都市」「大地」「海」の事業フィールドで、資源循環型社会“A SUSTAINABLE FUTURE”実現への貢献を目指しています。詳しくは、「ヤンマーについて」をご覧下さい。
【本件に関するお問合せ先】
ヤンマーホールディングス株式会社
ブランド部コミュニケーション部 広報担当
E-mail: koho@yanmar.com
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