農業 - ニュースリリース
ねぎ栽培の軽労化・規模拡大を実現する小型のねぎ収穫機HL1を発売
2015年06月30日
ヤンマー株式会社
全国各地で栽培されているねぎは、トマト・きゅうりに次いで野菜の産出額が3番目に多く、農家の収益性も高い作物ですが、ねぎ栽培農家の高齢化や労働者不足の問題が顕在化しています。
特に、0.5~1haの中小規模農家においては、移植や栽培管理、収穫後の調製作業の機械化が進む一方、収穫作業は管理機やトラクター作業機でねぎを掘り起こしたあと、ねぎを手収穫する体系が大半を占め、収穫作業は未だ大変な重労働となっており、また規模拡大のネックにもなっています。
ねぎの加工・業務用途の需要拡大や稲作から畑作への転換など、農家を取り巻く市場環境が急速に変化する中、特に、ねぎ収穫作業の軽労化のみならず、規模拡大に向けた収穫作業の機械化が強く要望されています。
高齢化や収穫作業の軽労化、ねぎ栽培の規模拡大の実現に向けた機械化一貫体系を確立するため、中小規模のねぎ農家をターゲットとした小型のねぎ収穫機HL1を発売致します。
- 製品名:ヤンマーねぎ収穫機HL1
- 発売時期:2015年4月より発売中
- 製品価格:2,376,000円(消費税込み メーカー希望小売価格)
主な特長:
(1)一連の収穫作業の軽労化
- うね崩しから掘取り、ねぎの集束・結束までの一連作業を1台で行うことができ、収穫作業の軽労化が図れます。
(2)スピーディーな収穫作業
- うね崩しからねぎの集束・結束作業まで、100メートルあたり約60~90分で作業が行えます。
(3)うね崩しロータ方式の採用
- うね崩し部分に、回転するロータ方式を採用。
硬い土質でもうね側面の土を崩してねぎを収穫します。
(4)土落とし作業の手間を軽減
- 土落としロータにより、ねぎの根についた土を取り除き、後工程の集束作業時の土を落とす手間が軽減できます。
- また、土落としロータは、磨耗しても簡単に部品を交換できる構造になっています。
(5)補助ステップでのラクな作業
- 作業者は補助ステップに乗ったまま作業ができるので、ラクに集束・結束作業ができます。
<注記>
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