農業 - ニュースリリース
フィリピンにおける農業ビジネスの本格展開開始について
2015年03月17日
ヤンマー株式会社
1912年、テクノロジーで社会の課題にこたえるという創業者 山岡孫吉の志から誕生したヤンマーは、創業者の熱い信念と旺盛な起業家精神を受け継ぎ、幾度の危機や困難を乗り越え、今日においては、農業機械・産業用ディーゼルエンジン・建設機械・エネルギーシステム事業など全世界に66社の事業拠点を展開するグローバルな企業グループへと成長しました。(2014年3月期連結ベース)
創業以来ヤンマーグループは、世界各地における多様な市場とお客様のさまざまなご要望にお応えすべく、食づくりとエネルギー変換の分野で一貫して新しい価値の創出に挑戦してきました。
なお、わたしどもの企業理念にも掲げている食料生産の事業分野においては、東南アジアエリアを中心に、近年特に現地農業の近代化などに貢献するためのソリューション展開を加速させています。
このたび、フィリピン国内において幅広く各種ビジネスを展開するROPALI CORPORATIONとの連携のもと、現地合弁企業を発足し、本格的に現地での農業ビジネスを展開するはこびとなりましたので、以下のとおりお知らせいたします。
ヤンマーは、農業の機械化需要が顕在化しつつあり、堅調な経済発展を続けるフィリピンにおいて、農業分野における現地でのトータルマーケティング機能と、販売およびサービス機能を確立し、当社製品の販売基盤の強化に取り組み、現地における課題解決と人々の豊かな暮らしの実現に貢献してまいります。
1.現地法人の設立の背景と目的:
フィリピンは、世界第8位の米の生産量を誇っており、今後は農作物の収穫量アップに向けて農業のさらなる機械化が見込まれており、堅調な経済成長を続ける市場性とともに当社にとっても重要なマーケットとなっています。
当社はこれまでフィリピンにおいて、現地農業の実態と社会環境の実態調査から農業の未来を予見し、より豊かで安全な暮らしに向けた食料生産のソリューションを提供すべくフィジビリティスタディを実施してまいりました。そして、金融業や農業機械販売などを幅広く手がけている現地企業ROPALI CORPORATIONとのパートナーシップを結ぶことを決定し、本年2月、同社と合弁にて、現地法人の設立登記が完了いたしました。
このたびの現地法人の本格オープンにより、現地における経営意思決定の迅速化をはかるとともに、地域密着型のサービス活動を基軸とした顧客接点強化を推進し、農業のソリューション提供をさらに積極的にすすめてまいりますのでどうぞご期待ください。
2.現地合弁企業の概要
- 社名:YANMAR PHILIPPINES CORPORATION
- 代表者:社長 池澤 秀明(いけざわ ひであき)
- 所在地:フィリピン共和国 パッシグ市
- 事業内容:各種農業機械の輸入・販売およびサービス業
- 設立(登記)時期:2015年2月4日
- 資本金:1.2億ペソ(約3億円)
- 従業員数:約50名(中期計画)
- 売上規模:約65億円(中期計画値)
【ご参考資料】
<ヤンマーグループの概要>
- 社名:ヤンマー株式会社
- 代表者:代表取締役社長 山岡 健人(やまおか たけひと)
- 所在地:〒530-8311 大阪市北区茶屋町1-32 YANMAR FLYING-Y BUILDING
- 事業内容:産業用ディーゼルエンジン、農業機械、建設機械、エネルギーシステム、マリンエンジンおよびFRPボートの製造・販売・各種サービス事業
- 創業:1912年3月22日
- 資本金:63億円
- 従業員数:3,313人(2014年3月期・連結ベース:16,678人)
- 売上規模:3,386億円(2014年3月期・連結ベース:6,507億円)
<ロパリグループの概要>
- 社名:Ropali Group of Companies
- 代表者:Roberto P. Alingog
- 所在地:フィリピン共和国 パッシグ市
- 事業内容:金融業、農業機械およびオートバイの販売、脱穀機・運搬車両など製造、不動産業
- 創業:1975年5月12日
- 従業員数:3,187
- 純資産:30.8億ペソ(約84.5億円)
- 総資産:173.8億ペソ(約476.7億円)
- 事業所:金融拠点(168)・農業機械およびオートバイ取扱店(133)
<注記>
ニュースリリースに記載されている内容は、記者発表時点のものです。最新の情報とは内容が異なっている場合がありますのでご了承願います。
本件に関するお問合せ先
ヤンマー株式会社 人事総務法務ユニット 総務部広報グループ
TEL:06-6376-6212 FAX:06-6372-2455 E-MAIL:koho@yanmar.co.jp