ニュースリリース

佐賀市下水浄化センター向けバイオガスコージェネレーションシステムの契約締結について

2010年07月07日
ヤンマーエネルギーシステム株式会社

ヤンマーエネルギーシステム株式会社(社長:玉田(たまだ)稔(みのる)大阪市北区)と佐賀市(市長:秀島(ひでしま)敏行(としゆき)佐賀市栄町)は佐賀市下水浄化センター消化ガス発電事業について、このたび正式に契約いたしました。

下水浄化センターで発生する未利用の消化ガス(バイオガス)でガスエンジンコージェネレーションシステムを運転し、発電と同時に排熱を有効活用することにより、温室効果ガスの排出抑制と下水浄化センターの運営経費削減を同時に実現いたします。

1.事業名称

佐賀市下水浄化センター消化ガス発電事業

2.事業場所

佐賀市西与賀町大字高太郎(さがしにしよかまちおおあざたかたろう)2667 番地(ばんち)

3.工事期間

工期:平成22年6月25日〜平成23年3月15日

4.本システムの導入による温室効果ガス削減効果

年間約1169トン削減(杉立木換算:8万3500本分/年間)

  • ※本システムの特長などについては添付の【ご参考資料】を参照ください。

5.システムの概要

本件に関するお問合せ先

ヤンマー株式会社 総務部・広報グループ
TEL:06-6376-6212

製品に関するお問合せ先

ヤンマーエネルギーシステム株式会社
営業部エンジニアリング部 新エネルギーG
TEL:06-6453-6331

以上

ご参考資料

1)リスク分散を可能にした高効率なシステム
25kWという小規模な容量を16台設置することにより、メンテナンス時や故障時の停止リスクを軽減し、設備稼働率の向上を図りました。

2)小型コージェネの複数設置により、どんな物件にもフレキシブルに対応
消化ガスの発生量は施設規模や季節等により変動しますが、25kWの複数台設置により、最適台数での設置・運用が可能なシステムです。

3)都市ガス・LPガス仕様を含めた豊富な納入実績
当社は、平成10年よりエネルギーの有効活用や平準化、省エネルギーを目的として、都市ガス・LPガス仕様のマイクロコージェネレーションを販売してきました。
現在のラインナップは都市ガス・LPガス仕様で5〜35kWでの4機種を、バイオガス仕様で25kWを販売しており、これまでの累計販売台数は4500台を超えております。
なお、バイオガス仕様マイクロコージェネは、受注物件も含め21物件69台が採用されています。

4)ヤンマー独自の遠隔監視システム(オプション)により、24時間システムの安全を監視
Docomoのパケット通信網を利用したネットワークにより、機器の運転状況の遠隔監視を行います。機器にアラームが発生した場合はヤンマーのサービス員の携帯電話に連絡が入るため、迅速なメンテナンスが可能です。
5)佐賀市下水浄化センターの電力負荷を軽減し、コスト削減に寄与
(排熱は消化槽の加温にも有効利用)
年間の発電電力量は、補機電力を差し引いて、3,177,308kWh(3,177メガワットアワー)を見込んでいます。電力会社からの購入電力削減は基本料金分の削減も含めて、約34,000千円/年を見込んでいます。
システム主要目
  • ※1 LHV基準。燃料消費量は、定格出力時の消費量(余裕率5%不含)を示します。
  • ※2 機器側1m/地上高1.2m/4方向最大値/無響音室換算/放熱ファン停止時の値です。

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