お客様事例紹介

那須様〈フィッシングボート FX24EZ.LTD〉

那須様

住所 : 和歌山県

愛艇「楓馬」 フィッシングボートFX24EZ.LTD

全長・幅・深さ(m) : 7.47×2.52×1.23
最大搭載人数 : 7名
最大出力:84.6kW/3600min-1

沿岸から沖合、深海まで、狙う魚は変わっても、相棒はいつもヤンマー!

「いろんな魚、おいしい魚が釣り放題! こんなにおもろいレジャー、他にはあらへんで」。
満面の笑みを浮かべてボートフィッシングの魅力を話すのは、船釣り歴40年になる那須さんだ。自分の好きな時間に、自分の好きな魚を、自分の好きな場所で釣る。たしかに太公望には至上の喜びだ。しかも那須さんが漁場にしている南紀は魚種が豊富で、沿岸で、あるいは沖合で、四季折々に違った趣の釣りが楽しめる。ボートオーナーならではの気ままなフィッシングライフを満喫するにはもってこいの環境だ。新入社員の頃、上司に誘われるまま釣り船に乗り込み、その度に船酔いしていたというのも、今では笑い話となっている。
これまでに乗ってきた4隻のボートは、いずれもヤンマー船だという那須さん。1997年に購入した最初のボートは、船外機艇のFX19Ⅱ-OB。近場のポイントからチャレンジすることを念頭に選ばれたようだ。ビギナーには十分満足のいく性能であったが、「いろんな船に乗ってみたい!」との好奇心から14年後にはZarpa26(4JH3-DTZAY)に乗り換えた。
長年釣りをしていると特定の竿やリールなどに愛着が湧くものだが、那須さんにとって最も思い出深いボートは、3隻目のEX35Ⅱ(6LY2-ST)だった。サイズが大きく、しかも速い。さらに低燃費とくれば、文句のつけようがない。ディーゼルエンジンはガソリンエンジンよりも燃費が良く、コストを抑えられることで知られているが、それでも一日中遊んで50Lしか消費しないEX35Ⅱは驚異的と言える (※使用状況などにより、燃費には差が生じます)。ひとつ前のZarpa26では40Lだったとは言え、船型がワイドになったことを考慮すると立派な数字だと話す。釣りの中でも深海釣りが大好きで、糸を垂れている間はエンジンをかけっぱなしという那須さんとは相性がピッタリだったというわけだ。
釣り人生もベテランと言われる域に達し、さらにいろんな魚種と出会いたい思いが高まってきたところで、新たな相棒に選ばれたのがFX24EZ.LTD。初心者から玄人まで幅広く支持されているボートであり、沿岸から深海まで幅広いフィールドで竿を出したい那須さんの思いが表れている。
艤装にもこだわりが伺える 中、注目すべきはホンデックス製の最新式魚群探知機。2kWの高出力仕様を選んだのは、お気に入りのポイントである白浜沖の深度400~500mを果敢に攻めようとする意欲の証だ。とうぜん必要になるのが電動リールだが、電力供給はサブバッテリーから。アイソレーター (充電分配器)を用いることで、メインからサブへと自動で切換が行われ、スムーズに充電できる仕組みなので安心だ。

那須様にとっての初代ヤンマーボートFX19Ⅱ-OB。この船外機艇をきっかけにボートフィッシングにのめりこんだという。船名は「Asuka」。

2隻目の愛艇は約14年間、釣行を共にしたZarpa26(4JH3-DTZAY)。船名は「AsukaⅡ」。

ゆったり目のサイズと燃費、スピードなど、これまでで一番のお気に入りというEX35Ⅱ(6LY2-ST)。船名は「楓馬」。

愛艇を前に誇らしげな那須様(左)と大阪支店の濱田さん(右)。

漁船タイプの船にプレジャーボートのキャビンを載せて

ひとり波間に揺られるのもいいが、ご長男をはじめとする家族や友人との和気あいあいとした釣りも格別だという那須さん。FX24EZ.LTDの船名「楓馬(ふうま)」は、お孫さんの名前から付けられた。じつはEX35Ⅱも同じく「楓馬」と名付けられており、その頃はよく金目鯛を釣りに行ったそうだ。
当時、いつものように糸を垂れていたところ、いきなり竿を持っていかれるような強い引きに驚いたという。サメだと思い釣りあげてみると、なんと体長1.5mのカジキであった。大型種では約4メートルにもなるとは言え、思いがけない大物ゲットに感無量。その場にいた友人とワイワイ言いながら切り分けて持って帰ったが、「残念ながら美味しいとは言えない魚でした(笑)」。
そんなエピソードもあるものの、ふだんの釣果にイサキやアカムツ(別名ノドグロ)、クロムツといった高級魚も珍しくない。ご友人の居酒屋に持ち込んでは調理してもらい、お酒を飲みながら食べるのがお気に入りのコースだ。
最後に、今後の目標を尋ねてみると「これまで行ったことが無いくらいまで沖へ出て、もっとダイナミックな釣りにチャレンジしたい。和歌山の荒波を切り裂きながらガンガン進める船、例えばDA51やDA55にプレジャーボートのキャビンを載せて、カツオなんか釣りに行けたら最高やね」とのこと。
時化た海でも追い波に負けない漁船タイプの船に、優れた居住性を誇るレジャー艇のキャビンを載せる。気ままな釣りを快適に楽しみたい那須さんにとって、まさに理想の一艇と言えるだろう。少年のような笑顔で夢を語る那須さんの目には、沿岸を飛び越えた広大な海を舞台に、豪快にカツオを釣り上げる姿が浮かんでいた。

さて、今日はどんな魚に出会えるのか―。出港の瞬間は、いつも胸が高鳴るという。

高速でも安定した走航を実現できるのは、低重心設計のFX24EZ.LTDならではの大きな魅力だ。

丸々と肥えた金目鯛は、釣って引き味良し、食べて味良しの人気者だ。

両手を広げたほどの大きさになりそうなカジキ。船釣り歴40年のキャリアでも、ダントツの最長記録だという。

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