電気推進システム システムの概要
日本の海を変えるヤンマーからの新提案
電気推進システムとは、電気でプロペラを回す仕組みのこと。近年、ヨーロッパでは客船・調査船をはじめ漁船にまで用途の広がりをみせ、日本でも高い関心が寄せられています。
船舶のライフサイクルコストの低減、地球環境に対する負荷軽減など、より経済的で安全性が高く、環境にも配慮したシステムなのです。
ヤンマーは、機関の開発・製造だけでなく船型改善を含め、電気推進システムを総合的にエンジニアリングしています。
電気推進システムについて
従来の推進機関よりも効率的で機能的な推進システム
従来システムでは、ディーゼル主機関により機械的に駆動するプロペラと、発電機関により船内負荷に電気を供給する電気系統がそれぞれ別系統として設けられていました。
電気推進システムでは、プロペラを駆動する動力も電気負荷となり、発電機関が船内のすべての負荷をまかないます。
下記の事例では、発電機関3基を「エレクトリックパワーステーション」と位置づけ、推進用・船内負荷等のすべてのエネルギーを供給しています。