新型 高出力産業用ディーゼルエンジン 4TN101/4TN107
BEST CHOICE FOR OFF-ROAD UP TO 155kW
欧州次期排ガス規制(EU StageV)に対応した最高出力155kWの高出力産業用ディーゼルエンジン2機種「4TN101」「4TN107」を新たに開発。
56kW以上出力帯のラインアップを拡充し、建設機械、農業機械やマテリアルハンドリング機械など、様々なオフロード作業機のニーズに応える、環境性に優れた最適なパワーソリューションを提供します。
新エンジンの商品コンセプト CONCEPT OF NEW ENGINES
小型産業用エンジンや大型舶用エンジンでは、厳しい排ガス規制への対応が求められるとともに、お使いいただくお客様の価値を高めるために低燃費・高効率、そして信頼性と耐久性が要望されています。
新エンジン「4TN101」、「4TN107」は、当社が長年培ったディーゼルエンジン技術を集約することで、徹底的に高出力密度※1と低燃費にこだわりながら、各国の厳しい排ガス規制をクリアーすることを目指して開発しました。
- ※1出力密度:単位排気量(L)当たりの出力(kW)
クラストップの低燃費
産業用エンジン及び舶用エンジンで長年培ってきた燃焼技術を結集し、同出力帯のエンジンに比べ燃費を約10%低減※2。稼動時間の長い当出力帯のお客様のライフサイクルコスト低減に貢献します。
- ※2当社が実施した試験結果と、同等クラスのエンジンとの比較
クラストップの高出力密度
高出力密度を実現するため、高剛性のエンジン設計を実施。また、「4TN107」には、ツーステージターボチャージャ仕様を設定し、クラストップの高出力密度34kW/Lを達成しました。
オフロード作業に最適なトルク特性
ターボチャージャや燃焼技術の最適化により、建設機械、農業機械やマテリアルハンドリング機械などの様々なオフロード作業機で必要とされるトルク性能を実現。特に、「4TN107」のツーステージターボチャージャ仕様エンジンは、最大トルク805Nmを発揮します。
コンパクトなエンジン設計
作業機の車体設計を考慮したコンパクトなエンジン外形設定を行うことで、お客様の作業機への搭載性を向上しました。また、当社の排ガス低減技術を結集し、排ガス後処理装置のサイズを最小化することで、お客様の作業視認性や居住性の向上に貢献します。
お客様の作業を止めない
独自の排ガス後処理装置制御
欧州の次期排ガス規制(EU Stage V)に対応するため、小型産業用エンジンで培ってきた当社独自のPM※3を捕集するディーゼルパティキュレートフィルター(DPF)※4システムや尿素水を用いた排ガス後処理装置(SCR)※5システムを採用しています。このシステムにより、高地や低温下、軽負荷から重負荷の、あらゆる作業条件下でも、お客様の作業を止めずに運転を続けることができます。
- ※3PM:パティキュレートマターの略で、すすなどの浮遊粒子状物質
- ※4DPF:Diesel Particulate Filterの略で、ディーゼル排ガス中の粒子状物質を除去するフィルター
- ※5SCR:ディーゼル排ガス中に含まれるNoxを尿素水から発生するアンモニアを用いて還元・浄化し無害化する技術
ワイドパワーレンジ
「4TN101」「4TN107」は、それぞれ55~105kW、90~155kWの出力レンジを設定しており、1つのベースエンジンで幅広い作業機の出力ラインアップをカバーすることができます。
新型 高出力産業用ディーゼルエンジン 4TN101/4TN107カタログ(英語版)
最新情報
2018年05月18日 お知らせ INTERMAT 2018製品発表スピーチ、製品発表ダイジェストを掲載しました
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2018年04月23日 ニュースリリース 高出力の産業用ディーゼルエンジン2機種を開発
2018年04月23日 お知らせ 4TN101 4TN107 の情報を掲載しました
2018年01月18日 お知らせ 新エンジンページを公開しました