エネルギー - ニュースリリース

400kWガスエンジンコージェネレーションシステムにおいて 水素混焼率30%での実証運転試験に成功

2024年07月05日
ヤンマーホールディングス株式会社

<400kWガスエンジンコージェネレーションシステム「EP400G」>

ヤンマーホールディングスのグループ会社であるヤンマーエネルギーシステム株式会社(以下、ヤンマーエネルギーシステム)は、大阪ガスおよびその100%子会社であるDaigasエナジー株式会社(以下、Daigasエナジー)と共同で、ヤンマーエネルギーシステム製の都市ガス仕様コージェネレーションシステム「EP400G」において、都市ガスに水素燃料を30%混焼する実証運転試験に成功しました。

本試験は、DaigasエナジーのCarbon Neutral Research Hub ANNEX酉島サイト(大阪市此花区)のコージェネ実験場に設置しているヤンマーエネルギーシステム製の「EP400G」と、Daigasエナジーが構築した水素供給設備で行いました。既設コージェネレーションシステムをほとんど変更することなしに水素燃料を30%混焼しても都市ガスのみでの運転と同等の定格発電出力、発電効率で運転できることを確認しました。今回の試験結果を踏まえ、水素発電システムなどの更なる技術向上に取り組みます。

カーボンニュートラル社会の実現に向け、Daigasグループは「Daigasグループ カーボンニュートラルビジョン」を、ヤンマーグループは「YANMAR GREEN CHALLENGE 2050」を推進しています。今後も両社の強みを生かした技術・サービス開発を進め、地球規模での環境保全に貢献していきます。

実証試験概要

今回の実証運転試験は、既に都市ガス用として販売しているヤンマーエネルギーシステム製のコージェネレーションシステム「EP400G」を対象に、Daigasエナジーが水素供給設備によって流量・圧力調整を行った水素を使用して行いました。水素供給設備部分を除くハードウェアや制御ソフトを変更せずに、都市ガスのみで 運転した場合と同等の低NOXと安定燃焼を確認しました。

場所:Carbon Neutral Research Hub ANNEX酉島サイト(大阪府大阪市此花区酉島6-19-9)
期間:2024年1月~6月
対象機種:コージェネレーションシステム「EP400G」(ヤンマーエネルギーシステム製)

フローイメージ

ヤンマーグループが推進する「YANMAR GREEN CHALLENGE 2050」

Daigasエナジーについて

<ヤンマーについて>

1912年に大阪で創業したヤンマーは、1933年に世界で初めてディーゼルエンジンの小型実用化に成功した産業機械メーカーです。「大地」「海」「都市」のフィールドで、エンジンなどのパワートレインを軸に、アグリ、建機、マリン、エネルギーシステムなどの事業をグローバルに展開。環境負荷フリー・GHGフリーの企業を目指し、顧客価値を創造するソリューションを提供しています。未来を育むヤンマーの価値観「HANASAKA」を基盤に、ブランドステートメントとして掲げる“A SUSTAINABLE FUTURE”を実現します。
詳しくは、ヤンマーのウェブサイトhttps://www.yanmar.com/jp/about/をご覧ください。

  • リリースの記載内容は発表時点のものです。最新の情報とは内容が異なっている場合がありますのでご了承願います。

【報道関係者お問合せ先】

ヤンマーホールディングス株式会社
ブランド部コミュニケーション部 広報担当
E-mail: koho@yanmar.com

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