GHP(ガス空調)チラーとは
特長その1 消費電力大幅削減
EHPチラーとGHPチラーの消費電力比較
ヒートポンプの消費エネルギー量の約90%は室外機のコンプレッサ駆動減に使われます。
EHPチラーはモーター(電気)でコンプレッサを起動しますが、GHPチラーはガスエンジン(ガス)で駆動します。
そのため、消費電力を大幅に削減できます。
受電電力割合比較(夏場のオフィスビルの例)
建物全体で見ても、GHPチラー導入で大幅な節電効果があります。
電力基本料金比較
電力基本料金は過去1年間の最大需要電力(デマンド)により決定されます。
EHPチラーを設置の場合、夏場のピーク電力が大きくなり、電力の契約基本料金が大きくなります。
GHPチラー導入により、電力基本料金の大幅低減が可能です。
特長その2 簡単施工
冷媒/水熱交換器をユニット本体内に内蔵しているため、冷温水配管を接続するだけの簡単施工です。
(エアコンのように冷媒配管は不要です。)
特長その3 コンパクト設置
吸収式冷温水機と比べ、設置スペースが削減できます。
また、既設の冷温水配管を利用することができるため、吸収式からのリニューアルにも適しています。
特長その4 複数台運転制御
複数台時、効率のよい運転を行うように制御します。
複数台※のユニットをいもづるで配線し、1台をマスター機とし、残りをスレーブ機として一括で制御します。
台数制御
負荷の状況に応じて台数制御を行います。
台数の切換により効率のよい運転を行います。
負荷に応じた台数で運転を行います。
ローテーション制御
ユニットの負荷が平準化されるようにローテーションを行います。
ユニット負荷の小さいユニットほど運転の優先順位を高くします。
台数減の場合には優先順位が低いユニットを停止させます。
デフロスト制御
加熱モード時、空気熱交換器が着霜した場合、デフロストを行います。
デフロストはエンジン廃熱を有効利用する為、短時間で終了します。
また、順次デフロスト制御により同時デフロスト台数を制限します。
特長その5 大温度差対応
冷温水の往還温度差(△T)が5~10℃のシステムに対応しています。