熊本県菊池市でしいたけ栽培を行っている村上さん。しいたけ菌をクヌギの木に打ち込んで自然栽培する原木しいたけは、肉厚でしいたけが苦手な子どもも喜んで食べられると評判だ。この原木しいたけ栽培に適した環境は、直射日光があたらずに木漏れ日が差し込む森の中。小型建機1台がようやく通れるほどの幅の狭い場所や、急な斜面での作業が求められる。「ViO55-6A G&W」は、そんな現場でも滑らかに旋回しながら安定して様々な動作をこなせる、今ではしいたけ栽培に欠かせない存在だという。
お客様事例紹介
ViO55-6A G&W〈村上林産様〉
使用モデル | ViO55-6A G&W |
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事業所詳細 | しいたけ栽培農業,林業 村上林産(熊本県・菊池市) |
お客様名 | 村上 正八 様 |
ご利用歴 | 3年 |
お祖父様の代からはじまった林業に加えて、現在はしいたけ栽培を中心に事業を展開する3代目の村上さん。しいたけ栽培に正解はなく、自然環境の変化に合わせて試行錯誤の連続。使用する建機も「ViO55-6A G&W」と「ViO35」を使い分け、それぞれのベストパフォーマンスを出せるように工夫しているのだそう。
Best Performance of ViO55-6A G&W is…
・原木を横掴みできる開き幅1.28mのグラップル
・伐採した木をスムーズに移動できるウィンチ
・手指だけでグラップル・ウィンチを正確にコントロールできる比例制御スイッチ
しいたけ栽培の成否を握るのが「原木」と呼ばれるしいたけを育てるための木の管理。とても繊細で移動させる際に表面が傷つくと、しいたけが育たなくなってしまう。そこで活躍するのが、「ViO55-6A G&W」のグラップル。広げると1.28mの幅になり、原木の側面ではなく横にしたままで掴むことができる。「この作業は、他の建機ではできないですね」と相棒をうれしそうに評価する村上さん。操作性も優れており、取材時もスイッチを指先だけでコントロールしながらグラップルを自分の手のように自由に開閉/回転させて原木を運ぶ、驚くほど滑らかな作業を披露してくれた。
しいたけ栽培と同時に林業も営んでいる村上林産。林業では、グラップルの他にも伐採した木々をスピーディーに吊り上げ、規則正しく並べる作業にウィンチの出番が多いのだそう。九州には、希少なクヌギの森林がある。スギやヒノキなど針葉樹が多い日本で、しいたけ栽培に必要な広葉樹のクヌギを管理して育てることは、美しい山林を守ることにもつながっている。しいたけ栽培と林業、どちらにもやりがいや責任感を感じながら、マルチに愛用する「ViO55-6A G&W」とともに自然の中で挑戦を続けていく。
Message from Yanmar
ヤンマー建機株式会社
九州営業部
園田 孝宏
村上様が美しい山を守る思いと同様にヤンマーの機械を常に大事に扱っていただいていること、またヤンマー製品に対して常にご協力とご意見をいただきありがとうございます。引き続きヤンマー建機として村上様の想いを受け止めて、現場での機械のトラブルがないようにサポートいたします。
お客様使用製品・サービス情報
効率性・安全性・耐久性・作業性・環境性のすべてを徹底追及した、多彩な現場で活躍するヤンマーミニ/油圧ショベル。
小回りがきいて、後方を気にせず旋回ができる後方旋回機をはじめ、充実のラインナップをご用意。