次世代の農業を拓く、ヤンマーのテクノロジー。
SMARTPILOT®(スマートパイロット)は、位置情報やロボット技術などのICTを活用して農作業の省力化・効率化、高精度化を実現する自動運転技術を搭載した農業機械シリーズの総称です。
限りある耕作地面積。
人口増加により高まる食料需給。
減少する農業人口。
ヤンマーは、これまでの機械化・省力化技術に加え
スマートアシストなどの
ICTを活用したテクノロジーを集結し、
持続可能な農業をめざします。
農業を取り巻く環境は刻々と変化し、世界規模で様々な課題に直面しています。
国連によると、2050年の世界の人口は、97億人まで増加する見込みで、それに伴う食糧不足の問題が懸念されています。また、近年の異常気象による農作物の不作が世界各地で報告されており、気候の変動は作物の生育に影響を与え、適期作業のタイミングが難しくなっています。また日本農業においても、高齢化や後継者不足が進み、離農が増加することで耕作放棄地が拡大し、農業生産量は減少傾向にあります。そんな中、平均経営耕地面積の大規模化など、いま農業を取り巻く環境は、世界規模で課題が山積みとなっています。この危機的状況を打破するため、ここ近年では、ロボット技術やICT等の先端技術を活用した「スマート農業」の導入に期待が高まっており注目を集めています。
日本の農業が抱える様々な課題。その解決策となる一手となるのが「スマート農業」です。
ヤンマーは最先端の農業機械(Products)とデータ取得・運用を考えたシステム (System)で、省力化・高能率化・高精度化を実現し、農業が直面する労働力不足やコスト削減、生産技術の伝承、大規模化などの課題を解決したいと考えています。
「もっと省力化!もっと高能率化!もっと高精度化!」を目指して、
ヤンマーの製品・サービスは、さまざまな農作業で活躍しています。
ヤンマーは農業機械において、省力化・自動化・高精度な作業を実現。そして、ICTを活用した「スマートアシスト」によってデータの”見える化”を進め、勘や経験だけでなくデータに基づいた農業への大きな進化に貢献します。作業負荷の軽減、生産性の向上、農業経営の効率化など、持続可能な農業に向かって、ヤンマーはスマート農業をサポートします。
これからの農業には、ますますデータ分析によるマネジメントが重要になってきます。ヤンマースマート農業は、情報を蓄積・分析することで農業を見える化できる、「SA-R(スマートアシストリモート)」を中心に、様々なデータと連携できる営農サポートの取り組みを行っています。
例えば、農業機械は、従来の農業機械としての働きだけでなく、ほ場での作業エリアや作業内容などを収集し、「SA-R」に集約します。それを受けた「SA-R」は、適切な生産計画のもと、次の作業エリアや作業内容を指示します。外部との農業サービスシステムや企業システムとも連携し、市況や農地などの情報も「SA-R」に統合。様々な情報データを総括的に蓄積・分析することで、安定した品質と収量の確保、軽労化に貢献します。
また、ロボット農機の運転は完全無人で自律走行し、使用者はモニターなどで遠隔監視できるようになります。刻々と変わるほ場の状況は、ロボット農機から「SA-R」へと送られ、その都度、作業工程が最適化されるため、農業の省力化・高能率化・高精度化へと導きます。
“最先端農機とデータを活用することで、新しい豊かな農業経営が可能になる”
そんな理想的な農業の未来を実現するために、これからもヤンマーは挑戦し続けます。
SMARTPILOT®(スマートパイロット)は、位置情報やロボット技術などのICTを活用して農作業の省力化・効率化、高精度化を実現する自動運転技術を搭載した農業機械シリーズの総称です。