硬い石を砕く機械でなにより大事なのは歯の耐久性です。FAE社のストーンクラッシャーの粉砕歯の先端には、「タングステンカーバイト」という超硬質合金(エメラルドの硬度8<タングステンカーバイトの硬度8.5<ダイヤモンドの硬度10)を使用しています。このため、粉砕効果も高く、メンテナンスコストの低減も図れます。
ストーンクラッシャーSTCシリーズ
最大径30cmの石もラクラク粉砕。ほ場の石の悩みを一気に解決!
石は「拾う」から「砕く」時代に!
ストーンクラッシャーで悩みの種だった石を味方に
ヤンマーで取り扱っているストーンクラッシャーは、イタリア北部のクラッシャーメーカー「FAE社」がアルプス山脈の硬い岩石を粉砕するために開発した機械です。石を「砕く」作業は「拾う」作業よりも能率が高い上に、砕かれた石がほ場に残ることでたくさんのメリットがあります。下から石が浮き上がってくるのを抑制し、地盤沈下や客土も不要になります。また、ほ場の排水性や浸透性、保温効果も失わず、拾った後の石の処理まで解決できます。
効率的な粉砕作業
進行方向と逆方向に高速回転するローターで掘り起こし、丈夫な粉砕歯と受け歯によって硬い岩石を粉砕します。地表面の石だけでなく、地上から約30cmまでの深さにある石は、最大30cmまでのものをわずか3cmまで粉砕できます!
硬い岩石も粉砕可能
ほ場や栽培条件に合わせた調節が可能
作業深さの調節は、機体両サイドのスキッド(ソリ)で行います。ローターに粉砕歯が固定されているので、地表面だけでなく、地中の石も粉砕することができます。また、石の粉砕径は油圧開閉式のリヤカバーの開度調節によって簡単に調節できます。
主要諸元
販売型式名 | STC125 | STC150 | STC200 | STCH200 | |
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適応トラクタ馬力 最小~最大 (kW/PS) | 58.8~80.9/90~110 | 80.9~132.4/110~180 | 96.6~132.4/130~180 | 132.4~206.0/177~275 | |
PTO回転数(rpm) | 1000 | ||||
装着方式 | 3点リンク式 | ||||
3P装着規格 | Ⅱ | Ⅲ | |||
機体全幅(mm) | 1680 | 2015 | 2495 | 2550 | |
機体質量(kg) | 1820 | 2860 | 3430 | 4800 | |
作業幅(mm) | 1240 | 1480 | 1960 | 2000 | |
ローター | 直径 (mm) | 550 | 700 | ||
最大回転数 (rpm) | 880 | 670 | |||
破砕歯本数(本) | 30 | 36 | 46 | 50 | |
最大破砕径(mm) | 300 | 500 | |||
最大作業深さ(mm) | 300 | 400 | |||
最大作業速度(km/h) | 0.2~0.7 | 1.2 | |||
メーカー名 | FAE |
- ※作業条件により数値が異なりますのでご注意ください。
- ※諸元は改良などにより予告なく変更することがあります。