農業 - ニュースリリース

農薬散布作業を軽労化・省力化する産業用マルチローター2機種を発売

2021年10月01日
ヤンマーホールディングス株式会社

<産業用マルチローター「T10」>

ヤンマーホールディングス株式会社のグループ会社であるヤンマーアグリ株式会社(本社:岡山県岡山市、社長:増田長盛、以下YAG)は、安全で快適な農薬散布作業を実現する産業用マルチローター「T10/T30」を2021年10月1日に発売します。

夏場の防除作業は大変な重労働であり、空からの散布作業を行える産業用マルチローターの市場は近年急速に拡大しています。そこでYAGは、中山間防除を中心にドローン初心者から担い手農家まで幅広く活用いただける「T10」と、大規模水稲・畑作農家や野菜・果樹を経営するプロ農家に推奨の「T30」を発売します。

今後もYAGは、お客様のニーズに応えるとともに持続可能な農業の発展に貢献してまいります。

商品概要

商品名:.産業用マルチローター「T10/T30」
発売日:2021年10月1日
商品価格:T10 1,265,000円~ 1,199,000円~(税込)
     T30 1,697,300円~(税込)
※「T10」の価格改定のため、商品価格を修正しました。(12/10追記)

主な特長

(1)最大吐出量、散布幅の拡大による作業効率向上を実現

「T30」は新開発のプランジャーポンプを搭載し、最大吐出量8L/分を実現。水稲だけでなく、野菜や果樹においても十分な農薬散布(液剤)が行えます(「T10」はダイヤフラムポンプ、最大吐出量1.8 L/分)。
また、最大薬剤散布幅は「T10」が5m、「T30」が9mとなっており、広範囲を一気に散布できることで、防除作業時間を短縮します。

<T30ブランジャーポンプ(左)とT30吐出ノズル(右) イメージ>

(2)障害物自動回避機能と精度が向上した自動航行

球面型全方位レーダーが360度(水平方向と上下方向)の障害物を検知し、自動で障害物を回避します。また、自動で散布作業を行う自動航行設定では、事前に飛行ルートを設定することで、障害物を検知した場合も自動で回避し、本来の航行ルートに復帰します。

<自動航行 イメージ>

(3)センサー搭載による安全性の向上と水洗いも可能なメンテナンス性

アームを広げた状態でのロック忘れを防止するセンサーを新たに搭載。オペレーターの不注意による事故を未然に防止します。また、防水性能の向上により、作業後の機体の水洗いも可能(高圧洗浄機の使用は不可)なため、安全性・メンテナンス性を確保しています。

<水洗いも可能な防水性 イメージ>
<産業用マルチローター「T30」>

<ヤンマーについて>

1912年に大阪で創業したヤンマーは、1933年に世界で初めてディーゼルエンジンの小型実用化に成功した産業機械メーカーです。「大地」「海」「都市」のフィールドで、産業用エンジンを軸に、アグリ、建機、マリン、エネルギーシステムなどの事業をグローバルに展開し、お客様の課題を解決するソリューションを提供しています。ヤンマーは“A SUSTAINABLE FUTURE-テクノロジーで、新しい豊かさへ。-”をブランドステートメントに掲げ、次の100年へ向けて持続可能な社会の実現に貢献していきます。

  • ニュースリリースに記載されている内容は、発表時点のものです。最新の情報とは内容が異なっている場合がありますのでご了承願います。

【商品に関するお問い合わせ】

ヤンマーアグリ株式会社 お客様相談室
TEL:06-7636-9298

【報道関係者お問い合わせ先】

ヤンマーホールディングス株式会社
ブランド部コミュニケーション部 広報担当
E-mail: koho@yanmar.com

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