農業 - ニュースリリース
ロボット/オートトラクター「YT4/5Aシリーズ」のモデルチェンジについて
2021年02月15日
ヤンマーホールディングス株式会社
ヤンマーホールディングス株式会社のグループ会社であるヤンマーアグリ株式会社(本社:大阪市、社長:増田 長盛)は、無人での自動作業を実現するロボットトラクターと、自動で直進作業・旋回が可能で、誰でも熟練者並みの作業ができるオートトラクターをモデルチェンジし、4月1日に発売します。
近年、農地の集約による経営の大規模化や就農者減少・高齢化による人手不足といった課題を抱える農業分野において、ICT技術を活用した作業効率化が求められており、自動操舵農機の市場規模は拡大傾向にあります。そこで、ロボット/オートトラクターをより快適に広範囲でご使用いただけるように多周波対応アンテナを搭載し通信の安定性と更なる効率化を実現することで、より快適な作業を可能にしました。
今後も当社は、お客様のニーズに応えるとともに持続可能な農業の発展に貢献してまいります。
商品概要
1.オートトラクター YT488A/498A/4104A/5113A
発売日:2021年4月1日
商品価格:10,925,000円~14,275,000円(税抜、メーカー希望小売価格)
2.ロボットトラクター YT488A/498A/4104A/5113A
発売日:2021年4月1日
商品価格:12,645,000円~15,995,000円(税抜、メーカー希望小売価格)
主な特長
(1)多周波アンテナ搭載により、使用するまでの測位時間を短縮
多周波アンテナがGNSS衛星から発信される周波数の異なる3種類の電波を受信することで、1つの電波が遮られても残りの電波を受信し、安定した自動運転を可能にします。また、測位までの時間を約75%短縮しているため、ほ場に到着してすぐに作業を開始できます。(2)VRS方式※対応、RTK受信範囲拡大による利便性の向上
従来はGNSS衛星と固定基地局からの補正情報の2つの電波を受信することで、±3cmの高精度作業を実現していました。今回、多周波電波の受信が可能になり、トラクターの周囲の電子基準点の観測データを利用して位置測位が可能なVRS方式にも対応しています。そのためヤンマー基地局の設置が不要になり、携帯電話が使用可能なエリアであれば、どこでも使用可能となります
※VRS(Virtual Reference Station:仮想基準点)方式を利用される場合、補正情報配信サービス会社との契約が必要となります。
(3)対応車速変更による適応作業の拡大(最低車速0.5km/h)
位置情報が安定して取得できるため、低速での自動走行も安定して行えるようになりました。これまで自動運転では対応できなかった時速0.5km前後での耕起うね立て同時播種作業なども、高精度で行えます。商品紹介ページ:https://www.yanmar.com/jp/agri/products/tractor/yt488a_yt498a_yt4104a_yt5113a_ra/
<ヤンマーについて>
1912年に大阪で創業したヤンマーは、1933年に世界で初めてディーゼルエンジンの小型実用化に成功した産業機械メーカーです。「大地」「海」「都市」のフィールドで、産業用エンジンを軸に、アグリ、建機、マリン、エネルギーシステムなどの事業をグローバルに展開し、お客様の課題を解決するソリューションを提供しています。ヤンマーは“A SUSTAINABLE FUTURE-テクノロジーで、新しい豊かさへ。-”をブランドステートメントに掲げ、次の100年へ向けて持続可能な社会の実現に貢献していきます。
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【商品に関するお問い合わせ】
ヤンマーアグリ株式会社 お客様相談室
TEL:06-7636-9298
【報道関係者お問い合わせ先】
ヤンマーホールディングス株式会社
ブランド部コミュニケーション部 広報担当
E-mail: koho@yanmar.com