農業 - リコールのお知らせ

【不具合の状況】

農耕用トラクタのコントローラにおいて、基板の保護材の材質が不適切なため、基板にイオンマイグレーションが生じることがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、コントローラが誤作動し、最悪の場合、ブレーキ操作で前進又は後進する、又は、リバーサレバー操作しても前後進しない又は操作と逆の方向に進む、又は、エンジンが停止し再始動しないおそれがある。

【改善の内容】

全車両、コントローラを対策品と交換する。なお、改善措置用部品の準備に時間を要することから、暫定処置として使用者に届出内容を告知し、クラッチ操作を行って操作する方法を使用者に要請する。また、交換部品の準備ができた段階で、年式の古いものから順次対策品と交換する。

【トラクタ使用に関するお願い】

ご購入頂いた販売店・JAを通じて改善措置が行われるまでは、下記【クラッチペダルを併用した操作要領】に従って操作くださいますようお願いいたします。

【クラッチペダルを併用した操作要領】

■通常の運転中（発進、停止時の操作）
クラッチペダルを踏み、前後進切替えレバー(リバーサレバー)およびブレーキを操作し、ゆっくりクラッチペダルを離します。
万が一、意図しない動きをしそうになった際は、クラッチペダルとブレーキペダルを同時に踏んでトラクタを停止させます。

■トラクタが意図しない動きをしたとき
クラッチペダルとブレーキペダルを同時に踏んでトラクタを停止させた後、エンジンを停止させます。エンジン停止後、副変速を「ニュートラル位置」にし、ブレーキペダルのロックを解除します。トラクタを道路脇など交通の妨げにならない場所や安全の確保ができる場所へ手押しまたはけん引車両等で動かしてください。
トラクタを移動後、ご購入頂いた販売店･JAへ連絡をお願いします。

【対象車輌】

ご注意

1. 対象車の製作期間は、ご購入の時期とは異なります。
2. 対象車の車台番号の範囲内であっても該当ではない車があります。
3. 対象車はJ－Change仕様のみとなります。
4. 型式名（通称名）及び車台番号(製造番号)は次頁図の矢印に示す個所をご確認ください。