長谷川 清様
- 地域 : 埼玉県本庄市
- 作物・作業 : ねぎ
長谷川清さんは、埼玉県本庄市でねぎを20~30a栽培。シーズンには1日に30ケース強、トータルで約1400ケースを出荷する。
「いや~、この機械を使うと、ラクだし能率が上がります!休日には息子が手伝ってくれて、2人でやるんだけど、(機械が速くて)束ねるのが間に合わないんだから」と、笑う。
「機械を使って2人で作業をすれば、1時間に40mほど掘取って、それを束ねて家まで持って帰っても2時間で済む」。つまり半日あれば終わるのだ。でも「慣行作業でやっていた頃は、(朝からやっても)夕方4時頃までかかった」という。
「慣れるまで少し時間はかかったけれど、うまく機械を使えるようになって、きれいなねぎが次々と上がってくるのを見ると『あぁ、導入して良かったなぁ…』と実感します」と、表情が和らぐ。
トラクター体系との違いをうかがうと、『もう、全然ラクだよ!かがまなくていいんだから』。長谷川さんの声のトーンがひときわ高まる。
これまでつらい思いをしてこられたから、喜びもひとしおだ。
長谷川さんは、春の展示会で同機の試作機をご覧になり、気に入っていただいた。「うね崩し・掘取り・土落とし・搬送の一連の流れを見て『うまく考えたなぁ…』と感心した」と、第一印象を語ってくれた。ただ導入資金の調達を考え、決断しかねていたのだ。
それが「去年の秋、雨が多かったわりにねぎが病気もなく上手に育ってくれて、良い価格になった。後は来年頑張ればなんとかなる、と思って決断しました」と、12月初旬に導入を決定。結果的に、導入にあたって背中をひと押ししてくれたのは、ご自身が丹精込めて育てたねぎだったのだ。「それで機械導入の良いチャンスがつかめたんです」と、うれしそうな長谷川さん。
機械いじりが好きで、営農や作業に対する工夫に余念がない、アイデアマンの長谷川さん。HL1でラクをして、これからもお元気で美味しいねぎをつくり続けてほしい。
ねぎ栽培の規模拡大に向け収穫時間を大幅に短縮!