個人専業農家
星野 良一様
- 地域 : 新潟県新潟市
- 作物・作業 : 水稲(約12ha)
- 密苗実証面積 : 30a
個人専業農家
星野さんは、米所として有名な新潟市で「こしいぶき」を栽培しておられる。まずは、今回密苗に取り組まれたきっかけからうかがってみた。「やはり、これからは慣行栽培の育苗だけでは、なかなか面積を増やしていけないので、前は試験的に鉄コーティング湛水直播栽培(以下、鉄直)を導入していたんです。しかし、完全に発芽に育つまでには心労というか、とても苦労が多かったんです。そんな折に、鉄直に変わるものとして、ヤンマーさんから密苗をおすすめいただいたのが、きっかけです」。
密苗での育苗・田植えは順調に進んだのだろうか?
「最初はちょっと心配したんですが、苗の育つ経過をみていると、全く心配することはなく、結果的に補植もしませんでした。また慣行の育苗と同じで、苗つぎや苗運搬もとてもスムーズでした。今回密苗したのが30a弱で、田植機には24枚載りますので、苗つぎの必要もありませんでしたし、田植え後の管理もほとんど慣行と変わりませんでした」と、作業の順調ぶりに安心されたご様子。
収穫を終えての密苗の感想は、「やはり良い点といえば、慣行と収量がほとんど変わらず、しかも特別な問題がひとつも無かったことです」とおっしゃられ、その言葉の背景に星野さんのこれまでのご苦労が垣間見られる。
今後の密苗の導入についてうかがうと、「育苗ハウスを考えると、面積を増やすには将来的に密苗を導入した方が良いと思います」と、力強く答えてくださった。なにより、密苗を周りの農家さんにおすすめできますか?とたずねると、「おすすめできますね!」と即答いただけたとことが嬉しい。「ヤンマーさんの技術は良いので、他のメーカーさんを使っている農家さんにもおすすめしたいです。密苗なら今までの育苗の技術や育苗施設で取り組むことができますし、密苗は安心して普及できるので、将来的に面積拡大が期待できる技術だと思います」と称賛いただいた。
栽培のポイントやよくあるご質問など、初めて導入する方にもこれまで経験のある方にも役立つ情報をご紹介
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