お客様事例紹介

個人専業農家 芳賀 祐悦様〈密苗〉

個人専業農家

芳賀 祐悦様

  • 地域 : 山形県新庄市
  • 作物・作業 : 水稲(6ha)
  • 密苗実証面積 : 1.1ha
  • その他 : 慣行栽培

地域農家を支え、密苗で先進的な水稲栽培を実践

水稲栽培の省力化と高効率化には、農業技術「密苗」が欠かせない存在

地域農家に農業機械を販売しながら水稲栽培を手掛けておられる山形県新庄市の芳賀さんに密苗を知ったきっかけについてうかがうと「最初に密苗を知ったのは農業新聞でした。新しい技術なので大きな期待を持つと同時に最初は戸惑いましたね」。
どんな点に戸惑ったのかというと「播種量が300gと多いので、手持ちの播種機では一回で通せませんでした。2回通すのは少し手間ですから。また、密苗は育苗期間が短いので移植までの計画を厳密に考えなくてはいけません」。そう語りながらも密苗による省力化に期待を寄せる芳賀さんだった。

使用育苗枚数が1/3に減少!移植は慣行栽培よりも順調に

育苗は順調に進んだのだろうか?
「育苗期間は20日間くらいでした。苗の伸びが良くなく、15日目でも成長がゆっくりでしたが、最終的には何の問題もありませんでした。育苗の土は肥料入りを使用しましたが、1箱当たり8gだったので足りなかったのかもと思いました」。移植については「慣行栽培だと使用育苗枚数が一反当たり20枚ですが、密苗は6~7枚でした。2葉期で移植を行い、根張りは良かったですね。欠株は少しありましたが、許容範囲で全体的に慣行栽培よりも良かったと思います」と嬉しいお言葉をいただいた。

初めての密苗で9俵の収量を確保。来年の収穫が待ち遠しい結果に!

移植後の管理についてうかがうと「慣行栽培とまったく同じでした。水管理以外は特に気を配りませんでした。密苗は移植時の苗の大きさが慣行栽培と比べて小さかったですが、6月末くらいには適度な大きさになってくれました」。密苗ほ場での収量と良かったことについて聞くと、「収量は9俵(540kg)で慣行栽培と同じくらいでした。また、補助者である妻の作業が楽になったのが良かったですね。苗継ぎと苗運搬がほとんどなくなったので、非常に助かりました」。
作業の効率化と収量の確保を達成できたことに満足されている様子の芳賀さんだった。

お客様使用製品・サービス情報

密苗

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