ベランダで育てるミズナ
作物

豆知識

日本原産の野菜。関東ではキョウナ(京菜)と呼ばれます。ビタミンAやC、K、ミネラル、カルシウム、カリウム、鉄分、カロテン、食物繊維などを豊富に含んでおり、栄養価的には優等生。風邪の予防から老化防止、癌抑制などのほか、美肌効果もあります。
いわゆる青菜類は葉緑素が多く、ミズナにも血液浄化作用があるため、肉食や脂っこい食事を多く摂る人にはもってこいの野菜です。

薬効的な食べ方・・・生でサラダにするほか、和え物、汁物、漬物、鍋などに
保存方法・・・濡れた新聞紙に包み、ポリ袋に入れて、冷蔵庫に立て置きにする。

栽培のポイント

品種によっては周年栽培も可能です。
また、ミズナ(アブラナ科)は連作障害の出やすい作物です。
悪影響を避けるため、以前ミズナ・ダイコン・チンゲンサイ・ハクサイ・ブロッコリー等をつくった土を使う場合、1~2年あける必要があります。

連作障害にならないために

連作障害とは、同じ種類(科)の野菜を同じ場所(土)で続けて栽培した場合に、土中養分の偏りや、酸化、アルカリ化、病害虫の密度の上昇などの理由によって野菜の生育や収量、品質などが低下することをいいます。

連作障害を防ぐには

  • 栽培場所(土)を順次変える輪作で防ぎましょう。
  • 接木苗を使うことにより、連作障害を回避することができるものもあります。
  • 連作障害の出やすい野菜と出にくい野菜を意識して計画的に作付けしましょう。

栽培方法

1. 育苗の準備をします。

ミズナの育苗

育苗用のトレイに養土を入れて、トレイ全体に水を含ませてください。

ミズナの用土

丈夫な苗を育てるには、用土1Lに対して、化成肥料と苦土石灰がそれぞれ10gをめやすに混合します。

2. 種をまきます。

表面を指でへこませ種を一粒ずつまき、バーミキュライトで軽く覆土します。
その後、たっぷりと水をあげてください。

ミズナの種まき

3. 液肥を毎日与えます。

発芽して10日目頃から、液肥を毎日水がわりに与えます。

  • 水10Lに、ヤンマーナプラパワー2gの液肥。
ミズナの芽

4.根がしっかり張ったら、プランターへ植え替えます。

ミズナの定植

5. 植え替えて、約2週間で収穫できます。

大株にする場合は、少し待って収穫しましょう。

ミズナの収穫

ベランダ菜園にピッタリの資材

丈夫な苗を育てるヤンマー養土

野菜養土S(標準)タイプ (覆土なし)

野菜養土S(標準)タイプ (覆土なし)

種が発芽しやすい、ピートモスとバーミキュライトを主成分とし、保水性・通気性に優れた養土です。
発芽して10日目頃から、液肥を毎日水代わりに与えます。

野菜肥料ナプラパワー

野菜肥料ナプラパワー

育苗中の追肥用の肥料です。
粉末で水に溶かして使用します
即効性の肥料で肥効が高く、生育が促進されます。

覆土用バーミキュライト

覆土用バーミキュライト

養土や土で覆土すると発芽率が低下してしまいます。
覆土面が固まらず、発芽揃いを促進する覆土用バーミキュライトでの覆土をおすすめします。