ベランダで育てるインゲン
作物

豆知識

中央アメリカ原産。下痢止めや血液の酸化を防止する浄血作用があります。
栄養面では、ビタミンA、B1、B2、C、カリウム、カルシウムを多く含み、食物繊維も豊富なので、美肌、ストレス解消、便秘予防、疲労回復にもおすすめです。

薬効的な食べ方・・・煮る、おひたし、和え物などのほか、ひどい下痢には、豆を粉末にして酢を少し加えて飲む
保存方法・・・ラップで包んで冷蔵庫へ入れ、なるべく新鮮なうちに食べ切る

栽培のポイント

インゲンは連作障害の出やすい作物です。
悪影響を避けるため、以前インゲンをつくった土を使う場合、2~3年あける必要があります。

連作障害にならないために

連作障害とは、同じ種類(科)の野菜を同じ場所(土)で続けて栽培した場合に、土中養分の偏りや、酸化、アルカリ化、病害虫の密度の上昇などの理由によって野菜の生育や収量、品質などが低下することをいいます。

連作障害を防ぐには

  • 栽培場所(土)を順次変える輪作で防ぎましょう。
  • 接木苗を使うことにより、連作障害を回避することができるものもあります。
  • 連作障害の出やすい野菜と出にくい野菜を意識して計画的に作付けしましょう。

栽培方法

1. 育苗の準備をします。

インゲンの育苗準備

育苗用のトレイに養土を入れて、トレイ全体に水を含ませてください。

インゲンの用土

丈夫な苗を育てるには、用土1Lに対して、化成肥料が3gをめやすにします。

2. 種をまきます。

浅く穴をあけて種を1粒ずつまき、バーミキュライトで覆土します。
種は、色の濃い部分を下に向けてまきます。
その後、たっぷりと水をあげてください。

インゲンの種まき

3. 液肥を毎日与えます。

発芽して10日目頃から、液肥を毎日水がわりに与えます。

  • 水10Lに、ヤンマーナプラパワー2gの液肥。
インゲンの芽

4. 根がしっかり張ったら、プランターへ植え替えます。

2本ずつ植え、支柱を立てます。

インゲンの植え替え

5. 追肥をします。

開花期になったら、化成肥料10gを追肥します。

6. やや若いうちに収穫します。

花が咲いてから10~15日後には収穫が可能です。
実が育ちすぎるとサヤが硬くなるので、やや若いうちに収穫しましょう。

インゲンの収穫

ベランダ菜園にピッタリの資材

丈夫な苗を育てるヤンマー養土

野菜養土S(標準)タイプ (覆土なし)

野菜養土S(標準)タイプ (覆土なし)

種が発芽しやすい、ピートモスとバーミキュライトを主成分とし、保水性・通気性に優れた養土です。
発芽して10日目頃から、液肥を毎日水代わりに与えます。

野菜肥料ナプラパワー

野菜肥料ナプラパワー

育苗中の追肥用の肥料です。
粉末で水に溶かして使用します
即効性の肥料で肥効が高く、生育が促進されます。

覆土用バーミキュライト

覆土用バーミキュライト

養土や土で覆土すると発芽率が低下してしまいます。
覆土面が固まらず、発芽揃いを促進する覆土用バーミキュライトでの覆土をおすすめします。