ベランダで育てるニンニク
作物

豆知識

中央アジアが原産地。強壮成分を多く含むことは周知の通りです。カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのほか、ビタミンも豊富。
特に、疲れを防止するビタミンB1の働きを高め、体内の栄養素を燃やしてエネルギーに変えるスコルジニンが、体に精をつけ疲労・倦怠感を解消。
さらに、独特の臭いの素で、胃腸の働きを高めるアリシンが食欲不振を解消しますが、食べすぎは逆に胃腸障害を招くので注意が必要です。
コレステロールの低下、動脈硬化の予防にも効果があります。

薬効的な食べ方・・・刻み、おろし、スライスなどで薬味にするほか、素揚げ、醤油漬けなど
保存方法・・・1つずつ新聞紙で包み、冷蔵庫の野菜室で保存。

栽培方法

1. 球根の準備をします。

一片が大きな鱗茎(球根)を選び、一片ずつはずし、薄皮はそのままにします。

ニンニクの球根

2.プランターに用土を入れます。

用土1Lに対して、化成肥料と苦土石灰を、それぞれ2g混合します。

ニンニクの用土

3.球根を植えます。

一片ずつ同じ方向に向け、芽を上向きにして植えます。
その後、たっぷりと水をあげてください。

ニンニクの球根の植えかた

4.発芽までは日陰で管理します。

3~4日で発芽しますので、発芽したら日当たりの良いところへ移します。

5.芽かきをします。

草丈が10cm位になると、わき芽が多くできますので、見つけたら取り除きます。

  • 芽かきをすることで球が大きくなります。
ニンニクの芽かき

6.追肥をします。

化成肥料をパラパラとまき、軽く土と混ぜます。

ニンニクの追肥

7.トウ立ちしたら摘み取りましょう。

ニンニクは、春になるとトウ立ちします。
見つけ次第摘み取り、茎ニンニクとして炒め物に使いましょう。

ニンニクの摘み取り

8.5月頃、下葉が黄色くなりはじめたら収穫します。

天気の良い日に、株ごと引き抜いてください。

  • 春、気温が上がりはじめる頃までは生育はゆるやかで、その間(冬季)に鱗茎形成が準備されます。
    その後、春から夏にかけて生育は盛んになり、5月頃には株の根元が肥大してきます。
ニンニクの収穫

保存するときは葉と根を切って、風通しの良い場所を選びます。また葉をそのままにして、吊り下げて保存してもいいでしょう。

ニンニクの保存