ベランダで育てるルッコラ
作物

豆知識

原産地は地中海沿岸。イタリア料理の普及とともに人気が出た、日本での歴史が浅い野菜です。
ビタミンC、Eをはじめ、カルシウムや鉄分を多く含みます。
また、抗酸化作用のあるβカロテンも豊富。
若い頃の葉は、ベビーリーフとしてサラダに使いましょう。

薬効的な食べ方・・・サラダ、おひたし、パスタ、ピザ、炒め物、料理の付け合わせなど
保存方法・・・新聞紙などで包んでポリ袋に入れ冷蔵庫の野菜室で保存。水で湿らせたキッチンペーパーを切り口に当てておくとなお良い。

栽培のポイント

ルッコラ(アブラナ科)には連作障害があります。
悪影響を避けるため、同じ場所でつくる場合は1年以上あける必要があります。

連作障害にならないために

連作障害とは、同じ種類(科)の野菜を同じ場所(土)で続けて栽培した場合に、土中養分の偏りや、酸化、アルカリ化、病害虫の密度の上昇などの理由によって野菜の生育や収量、品質などが低下することをいいます。

連作障害を防ぐには

  • 栽培場所(土)を順次変える輪作で防ぎましょう。
  • 接木苗を使うことにより、連作障害を回避することができるものもあります。
  • 連作障害の出やすい野菜と出にくい野菜を意識して計画的に作付けしましょう。

栽培方法

1. 育苗の準備をします。

ルッコラの育苗

育苗用のトレイに養土を入れて、トレイ全体に水を含ませてください。

ルッコラの用土

丈夫な苗を育てるには、用土1Lに対して、化成肥料が2gをめやすにします。

2. 種をまきます。

表面に浅い穴をあけ、種を一粒ずつまき、バーミキュライトで軽く覆土します。
その後、たっぷりと水をあげてください。

ルッコラの種まき

3. 液肥を与えます。

発芽して10日目頃に液肥を与えます。

  • 水10Lに、ヤンマーナプラパワー2gの液肥。
ルッコラの発芽

4. 根がしっかり張ったら、プランターへ植え替えます。

苗を5cm間隔で植え、そのあとたっぷりと水をあげましょう。

ルッコラの苗と定植

5. 追肥をします。

本葉4~5枚位の頃、化成肥料を10g与えます。

6. 種まきから30~40日で収穫できます。

下葉から摘み取って収穫できます。
もちろん、1株ごとの収穫も可能です。

ルッコラの収穫

ベランダ菜園にピッタリの資材

丈夫な苗を育てるヤンマー養土

野菜養土S(標準)タイプ (覆土なし)

野菜養土S(標準)タイプ (覆土なし)

種が発芽しやすい、ピートモスとバーミキュライトを主成分とし、保水性・通気性に優れた養土です。
発芽して10日目頃から、液肥を毎日水代わりに与えます。

野菜肥料ナプラパワー

野菜肥料ナプラパワー

育苗中の追肥用の肥料です。
粉末で水に溶かして使用します
即効性の肥料で肥効が高く、生育が促進されます。

覆土用バーミキュライト

覆土用バーミキュライト

養土や土で覆土すると発芽率が低下してしまいます。
覆土面が固まらず、発芽揃いを促進する覆土用バーミキュライトでの覆土をおすすめします。

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