ごちそう!家庭菜園 「ベランダ」で野菜栽培 ブロッコリー
- 作物
豆知識
原産地はヨーロッパ・地中海沿岸。緑黄色野菜の代表格です。
レモンの2倍以上、ジャガイモの7倍のビタミンCを含み、ガンや動脈硬化、風邪などの予防のほか、しみ、そばかすなどにも効果的です。
ほかにもビタミンB2、カロチン、カリウム、カルシウム、食物繊維を含みます。
このほか健胃整腸効果のあるビタミンU、イソチオシアネート等の成分が消化器系のガンを、またクロムが糖尿病を予防します。
薬効的な食べ方・・・茹でたものをサラダ、ジュース、炒め物、和え物など
保存方法・・・保存には向いていない。保存するなら硬めに茹でて冷凍。
栽培のポイント
- ブロッコリー(アブラナ科)は連作障害の出やすい野菜です。
悪影響を避けるため、以前、ブロッコリーやキャベツ、ハクサイ、カリフラワー、コマツナなどをつくった土を使う場合は、2〜3年あける必要があります。 - 栽培中は害虫が多くつきますので、寒冷紗や不織布を掛けると効果的です。
連作障害にならないために
連作障害とは、同じ種類(科)の野菜を同じ場所(土)で続けて栽培した場合に、土中養分の偏りや、酸化、アルカリ化、病害虫の密度の上昇などの理由によって野菜の生育や収量、品質などが低下することをいいます。
連作障害を防ぐには
- 栽培場所(土)を順次変える輪作で防ぎましょう。
- 接木苗を使うことにより、連作障害を回避することができるものもあります。
- 連作障害の出やすい野菜と出にくい野菜を意識して計画的に作付けしましょう。
栽培方法
1. 育苗の準備をします。
育苗用のトレイに養土を入れて、トレイ全体に水を含ませてください。
丈夫な苗を育てるには、用土1Lに対して、化成肥料を1~2g、苦土石灰を1~2g混合します。
2. 種をまきます。
浅く穴をあけて種を1粒ずつまき、バーミキュライトで覆土します。
その後、たっぷりと水をあげてください。
3. 液肥を毎日与えます。
発芽して10日目頃から、液肥を毎日水がわりに与えます。
- ※水10Lに、ヤンマーナプラパワー2gの液肥。
4. 根がしっかり張ったら、プランターへ植え替えます。
本葉が5~6枚になった頃が、植え替えのめやすです。
植える所に穴を掘り、水を十分に与えたうえで苗を植付けます。根元を軽く押さえたあと、さらにたっぷりと水を与えましょう。
5. 追肥をします。
本葉が10枚になった頃(植付けの2週間後)、 1回目の追肥として化成肥料をひとつまみ施し、その後は2週間ごとに追肥を行います。
6. 土寄せをします。
株が倒れないよう、株元に土寄せをします。
また、肥料切れを起こさないように、1週間に1回、液肥を水代わりにあげましょう。
7. 種まきから約90~95日後には収穫ができます。
花蕾の下10~15cmのところ(茎)を切って収穫しましょう。
ベランダ菜園にピッタリの資材
丈夫な苗を育てるヤンマー養土
野菜養土S(標準)タイプ (覆土なし)
種が発芽しやすい、ピートモスとバーミキュライトを主成分とし、保水性・通気性に優れた養土です。
発芽して10日目頃から、液肥を毎日水代わりに与えます。
野菜肥料ナプラパワー
育苗中の追肥用の肥料です。
粉末で水に溶かして使用します
即効性の肥料で肥効が高く、生育が促進されます。
覆土用バーミキュライト
養土や土で覆土すると発芽率が低下してしまいます。
覆土面が固まらず、発芽揃いを促進する覆土用バーミキュライトでの覆土をおすすめします。