ごちそう!家庭菜園 「ベランダ」で野菜栽培 ゴーヤ
- 作物
豆知識
インドを中心とした熱帯アジア、アフリカが原産地。沖縄食材が注目されるなか、特に人気のある野菜、ゴーヤ。ツルレイシまたはニガウリとも言われます。
トマトの5〜6倍のビタミンCのほか、カリウム、カルシウムなどを含み、免疫力を高める効果があるため、風邪予防や夏バテ解消、利尿効果などがあります。ちなみにゴーヤのビタミンCは、加熱してもほとんど減りません。独特の苦味成分には食欲増進効果もあります。
薬効的な食べ方・・・生食・炒める・汁物の具
保存方法・・・生なら洗わずに縦半分に切って、タネとワタを取り、新聞紙にくるみビニールに入れて冷蔵。スライスしたものはラップに包んで冷凍
栽培のポイント
ゴーヤ(ウリ科)は連作障害の出やすい野菜です。
悪影響を避けるため、以前、ゴーヤ、キュウリ、カボチャ、スイカなどをつくった土を使う場合は、2〜3年あける必要があります。
連作障害にならないために
連作障害とは、同じ種類(科)の野菜を同じ場所(土)で続けて栽培した場合に、土中養分の偏りや、酸化、アルカリ化、病害虫の密度の上昇などの理由によって野菜の生育や収量、品質などが低下することをいいます。
連作障害を防ぐには
- 栽培場所(土)を順次変える輪作で防ぎましょう。
- 接木苗を使うことにより、連作障害を回避することができるものもあります。
- 連作障害の出やすい野菜と出にくい野菜を意識して計画的に作付けしましょう。
1. 種を水につけます。
ゴーヤの種は一昼夜、水につけておきます。
2. 育苗前に、種の準備をします。
種の先端を少しカットします。
3. 育苗の準備をします。
育苗用のトレイに養土を入れて、トレイ全体に水をたっぷり含ませてください。
丈夫な苗を育てるには、用土1Lに対して化成肥料が3gをめやすにします。
4. 種をまきます。
表面に浅い穴をあけ、タネを一粒ずつ置くようにまきます
バーミキュライトを覆土したら、たっぷりと水をあげてください。
5. 液肥を毎日与えます。
2~3日したら発芽します。
発芽して10日目頃から、液肥を毎日水がわりに与えます。
- ※水10Lに、ヤンマーナプラパワー2gの液肥。
6. 根がしっかり張ったら、鉢かプランターへ植え替えます。
7. 支柱を立てます。
ツタを支柱にからませます(支柱以外にも、ネット、フェンスなどが使えます)。
ゴーヤは日光を好むので、日当たりの良いところで育てましょう。
8. 乾燥に注意しながら管理します。
土が乾いたら、たっぷりと水を与えます。
9. 追肥をします。
果実がなってくると、1か月に2回程、化成肥料10gをパラパラと追肥してください。
10. 青いうちに収穫します。
黄色くなると熟し過ぎです。青いうちに収穫します。
ベランダ菜園にピッタリの資材
丈夫な苗を育てるヤンマー養土
野菜養土S(標準)タイプ (覆土なし)
種が発芽しやすい、ピートモスとバーミキュライトを主成分とし、保水性・通気性に優れた養土です。
発芽して10日目頃から、液肥を毎日水代わりに与えます。
野菜肥料ナプラパワー
育苗中の追肥用の肥料です。
粉末で水に溶かして使用します
即効性の肥料で肥効が高く、生育が促進されます。
覆土用バーミキュライト
養土や土で覆土すると発芽率が低下してしまいます。
覆土面が固まらず、発芽揃いを促進する覆土用バーミキュライトでの覆土をおすすめします。