畑で育てるカボチャ
作物

主な品種

えびす、ほっこり姫、はやと(日本種)

栽培のポイント

発芽適温25~30℃、生育適温20~25℃で、生育、開花、結実には高温を必要とする野菜です。
肥料をやりすぎないようにしましょう。
多肥になると葉が大きく、つるも太くなり、着果がしにくくなり、病気も発生しやすくなります。

カボチャの作型目安

相性の良い作物で、農薬を抑えた野菜づくり!

一緒に植えると相性の良い作物

トウモロコシ
トウモロコシの葉が直射日光を和らげ、茎がカボチャの巻きひげの支えになります。2列で並べて植えたトウモロコシの間でカボチャを育て、うねの空間を有効利用します。
ネギ類
つる割れ病を予防。ウリハムシ除けにも効果があります。

一緒に植えると相性の悪い作物

メロン
ジャガイモ

育苗

  • トロ箱または育苗箱に条まきし、ビニールで覆い保温します。
    子葉展開時に鉢上げします。
  • 鉢育苗は30~35日で定植します。

畑の準備

  • 土性は特に選びませんが、排水の良い畑を選び、湿害を避けるため高うねにしておきます。
  • 植付けは地温が15℃以上になる頃に行いますが、植付け直後の遅霜などの心配があるときはホットキャップで保温します。
カボチャ苗の保温

施肥

追肥は1回目を雌花の開花前に中耕を兼ねて施し、2回目は1番果が80%程度着果した頃、つるの先端の位置に施します。

カボチャの施肥方法

施肥例(10㎡当たり)

種類 元肥 追肥1 追肥2
苦土石灰 1kg
ナタネ肥料(5-2-1) 1kg 0.8kg 0.8kg
化成肥料(8-8-8) 0.4kg 0.4kg 0.4kg

定植

  • うねは、幅300cm、株間60cmとします。
    定植前にうね全面に十分かん水し、マルチをして2~3日間地温を高めてから定植します。
  • 畑に直まきする場合は、土を盛り1か所3粒程度を点まきします。

摘芯、整枝

本葉5~6枚のとき、子づるの発生を揃えるため、親づるを摘芯します。
子づるは3~4本仕立てとし、弱い子づるは摘除します。

カボチャの摘芯、整枝

摘果、玉直し

子づるの4~5節に着果すると草勢を弱めるので摘果し、8~9節に第1果を着果させます。
収穫5~7日前に収穫果全面が着色するよう玉直しを行います。

収穫

  • 日本カボチャと西洋カボチャで収穫日数が異なります。
  • 日本カボチャは花が咲いてから25~30日、果面がやや褐色となり、白い粉が吹き始めた頃が適期です。
  • 西洋カボチャは花が咲いてから45~50日、爪を立てても傷付かないほど固くなった頃が適期です。

ワンポイントアドバイス

カボチャには日本カボチャ、西洋カボチャ、ペポカボチャなどがありますが、現在は甘みが強く肉質がち密な西洋カボチャが栽培の中心になっています。
またカボチャは収穫が早すぎると食味が大幅に劣りますので、必ず完熟させて適期に収穫することが大切です。

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