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作業の流れ 苗づくりのポイント 移植・管理のポイント 密苗の収量・品質について 密苗に適した播種機 ジャンボタニシ対策

代かきがラフだと、田面がでこぼこに。株残さ埋没不良などで転び苗の原因となります。

移植時の土壌は、適度に埋め戻る硬さにしましょう。
土が埋め戻り、苗の姿勢が安定します。

ひたひた水でちょうど良い。
苗の植付姿勢が安定。

深水での田植えは、浮き苗になりやすい。
枕地など深いところは低速で植えます。

急な入水は浮き苗の原因となるのでやめましょう。

  • 密苗に対応した密苗田植機、または密苗キット装着の田植機で移植しましょう。
  • 移植時期は、平均気温15℃以上の温暖となる頃がおすすめです。苗の生長や移植後の活着がスムーズになります。
  • 栽植密度は、まずは地域標準の3.3m2当たり50~70株で実施しましょう。
  • 植付本数は1株当たり3~5本が確実に植付けられていることを確認しましょう。
  • 植付本数が少ないと欠株リスクが高くなります。
    植付深さは2~3cmとします。
    密苗におすすめの田植機
    苗マットの補給について

    苗マットをセットするときは、苗マット押さえを苗マットの表面から1~1.5cm程度離れるようにセットします。

    苗が少なくなると縦送りが悪くなり、かき取り不良になります。ぎりぎりになる前に補給しましょう。

    苗マットと苗マットの接続面に隙間ができないように注意しましょう。

  • 箱施用薬剤は、移植の数日前に、農薬登録にしたがって施用します。
  • 本田の病害虫防除は慣行稚苗栽培に準じます。
  • 使用肥料、施用量、施用時期は、慣行稚苗栽培に準じます。
  • 除草剤は、移植同時処理または移植後の体系処理とし、慣行稚苗栽培に準じます。
  • 施肥機付きの田植機なら、同時施肥で省力化が可能。

    箱施用剤、除草剤も田植えと同時作業ができる。

    箱施用薬剤散布状態。

    密苗は若い苗を植えることから、移植時の生育量が小さいですが、少し生育すると慣行と同様に見えるようになります。中干しを実施する際は、慌てずに、必要茎数(地域の指導指針参照)を確保してから行いましょう。

    密苗の移植時 → 移植後30日
    慣行稚苗の移植時 → 移植後30日

    慣行苗同様、適期散布を行います。

    適期防除を行い、害虫や苗病などから苗を守りましょう。産業用ヘリを使うと、さらに効率良く散布できます。

    出穂期、成熟期は、同じ日に移植した慣行稚苗に比べて、1~3日遅くなります。
    籾の黄化程度を見極めて適期刈取に努めましょう。

    密苗(黄化程度がやや遅い)
    乾籾300g(催芽籾375g)播種区・成熟期

    慣行稚苗
    乾籾100g(催芽籾125g)播種区・成熟期

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