
未来へ挑む勇気が、
新たな花を咲かせる。
ヤンマーと共に、
持続可能な未来へ。
アニメに込めた
「HANASAKA」の思い
ヤンマーらしさの象徴で、“人の可能性を信じ、挑戦を後押しする”という
創業者の精神やビジョンの根底にあったヤンマーの価値観を「HANASAKA(ハナサカ)」と呼んでいます。
ヤンマーの事業領域を超え、スポーツ・文化などあらゆる領域で挑戦する人たちを後押しし、
「HANASAKA」の輪を世界へ広げることで、人と未来を育んでいきます。
より良い未来への一歩を踏み出す
後押しをしたい
世界情勢が不安定な今、未来に不安を感じることがあるかもしれません。そんな状況だからこそ、人々に寄り添い、より良い未来への一歩を踏み出す後押しをしたい。みんなで未来をワクワクできるものに変えていきたい。そんな思いを世界中の人々に伝えるために、『未ル わたしのみらい』が生まれました。
未来は自分たちの手でつくれる
未来をつくるのは「人」です。一人一人の小さな行動が新たな道をつくり、未来を変えていきます。 アニメ『未ル』では、主人公が現状を変えるべく葛藤し、ロボットと関わりながら成長して未来を変えていく姿を描きます。主人公の挑戦する姿を通じて、一人一人が未来を創る存在であると気づくきっかけとなってほしい。そうして、小さな決断を積み重ね、未来に向けた一歩を踏み出すことで、バタフライエフェクトのように世界に良い影響が波及し、持続可能な社会の実現に向けた共感の輪を広げていきたい、そんな思いを込めています。
※バタフライエフェクト:「非常に小さな出来事が、最終的に予想もしていなかったような大きな出来事につながる」ことを意味する言葉
ロボット「MIRU」の
デザイン誕生秘話

「MIRU」は、ヤンマーデザインの「人に優しく、課題には厳しく向き合う」という考え方を体現しています。
「MIRU」のデザインには、人の可能性を引き出し、共に未来を創造するパートナーとなることへの願いが込められています。
その姿には、ヤンマーが長年培ってきた技術力と、人々の暮らしをより豊かにしたいという想いが息づいています。
「MIRU」は単なる機械ではなく、人の創造力を刺激し、新たな挑戦を後押しする存在なのです。

創業時より続く思いを具現化した
「MIRU」のロボットデザイン
武器を持たないロボット
「MIRU」が誕生したきっかけ
「人々の労働の負担を機械の力で軽減し、快適なものにしたい」 ヤンマーの創業者である山岡孫吉は、そんな思いからものづくりへの道を歩み始めました。 人を豊かにしたいという思いはヤンマーの価値観「HANASAKA」として受け継がれ、今もすべての事業が「人のため」、そして「人が生きるため」という原動力で前進しています。
だから「MIRU」 は、人を傷つける武器を持ちません。
人に寄り添い、 助けるために活躍し、 人とともに成長していく存在です。
「MIRU」は、ヤンマーがつくり続けてきた産業機械の未来の姿であるともいえるでしょう。
「MIRU」を紐解く
「2つのキーワード」
- 形や様式にとらわれず、物事の本質に迫るデザインを極めるということ。
- 創業者の精神を受け継ぎ、柔らかく人々に寄り添いながらも、課題には力強く立ち向かうデザイン。
ヤンマーは「人を豊かにしたい」という思いから始まった企業。その信念はすべての製品デザインに生かされており、人を助けるロボット「MIRU」 のデザインも 同じ哲学の元に生まれました。
人に寄り添う本質的なデザイン
「MIRU」の「人に寄り添う」というコンセプトはデザイン面でも存分に発揮されています。人への優しさを示すような、親しみやすい有機的なフォルムと、人を助けるための高い機能性の両立を追求しました。





ヤンマーの製品は、ユーザーの仕事を支える相棒のような存在です。
機能性の充実はもちろん、愛着や誇りをもっていただくために、デザインとしての格好良さも追及してきました。
「MIRU」においても同じです。
ヤンマーのデザインディレクションである「柔和剛健」にあわせて、
人に接するロボットは優しさを感じる「有機的なフォルム」に、
ヤンマー製品を思わせるアタッチメントは剛健で力強い表現になっています。
「MIRU」は100年後のヤンマー製品
未来の製品の“ありたき姿”とは
「今、ヤンマーの100年後の
製品をつくるなら?」
これは、ヤンマーのデザイン部が制作現場で何度も繰り返した言葉です。創業以来、脈々と継承されてきた「HANASAKA」の価値観を大切にしながらも、これからの時代を継承する新しいデザインを自分たちの手でつくり出すという気概で「MIRU」の制作に臨みました。
「今、ヤンマーの100年後の製品をつくるなら?」というテーマから完成した「MIRU」。今後は、アニメで目にするデザインと、これからヤンマーが作っていく製品デザインとの間を埋めていくことを目標としています。
実際、ヤンマーデザイン部では、未来を見据えた先行デザイン手法や、デザインのプラットフォーム構築を通じて、社員自らがブランドを創出するための基盤づくりを進めるフェーズに入っています。

「本質デザイン」の思想に基づき、次世代ヤンマーデザインの“ありたき姿”を視覚化した「YANMAR PRODUCT VISION(YPV)」。YPVから生まれたデザイン要素と、これまでヤンマーが培ってきたデザイン要素を融合したプラットフォームを構築し、農機や建機、ボートなどの製品ほか、サービスなども含めたヤンマー製品に順次適用していきます。
担当者が語る
ロボットデザインの舞台裏
ブレスト段階でのロボットデザイン案は、搭乗型だったりアメーバ状だったりと、ユニークなアイデアがたくさん飛び出しました。その中から「ヤンマーらしさ」と「新しさ」を追求した結果、アタッチメントを装備した人型ロボットに仕上がりました。
このロボットに「MIRU」という名前が付く前、制作チームでは親しみを込めて「ソシアス(ラテン語で相棒)」と呼んでいました。皆さんにも、「MIRU」を相棒のように身近に感じてもらえるととても嬉しいです。