CSR・環境

社会

人材育成

基本的な考え方

ヤンマーグループでは、グローバル化に対応した多様な人材の育成に向けて、グループ全体の能力開発をサポートしています。

多くの社員がグローバルで活躍できるよう、基本的なビジネススキル研修をはじめ、技術者研修、経営マネジメント研修等の実施や、グローバルに広がるビジネスフィールドでの実践を通じて、人材を育成します。また、製造現場では、ものづくりの力を強化するための基礎技能や、業務に関連する知識の習得などを奨励し、幅広い人間性を養う教育を実施しています。

グローバル化に対応した多様な人材育成への取り組み

ヤンマーグループは、柔軟かつ計画的な人材の配置と交流を行っています。例えば、「ヤンマーキャリアチャレンジ制度」は、グループ内で公募されたポジションに応募・異動ができる「Yan-cha100(グループ人材公募制度)」に加えて、2021年度からは就業時間の2割を自部門以外での業務に充てられる「Yan-cha20社内“複”業制度」を新たに開始しました。

業務に関して幅広くかつ高度な知識を有する人材を計画的に育成する能力開発プログラム「キャリア・デベロップメント・プログラム(CDP)制度」を導入しています。これまで課題となっていた営業・サービス、管理部門向けにもスキルの見える化や教育体制の見直しを兼ねて導入を進めています。

また、将来の企業経営を担うべきグローバル人材育成のため、選抜研修を国内外の受講者を対象に実施しています。このほか、各事業の活動を理解し、海外でのビジネスを成功に導くための能力開発を支援しています。これらの研修はすべて就業時間内に受講することができます。

ミッションステートメントの理解と実践

ヤンマーグループは、2012年に策定したミッションステートメントと行動指針(YANMAR11)を、全社員が理解し、実践することを奨励しています。

ヤンマーグループに入社した社員や、新たにヤンマーグループとなった会社の社員には、ミッション研修を行っています。また、改善活動やチャレンジした取り組みを発表し、相互啓発の促進と互いを称賛する「ヤンマーグローバル表彰(Y-GP)」の開催などを通じて、社員が自律的に意識と行動を変え、お客様にとっての生涯価値向上、社会課題の解決につながる活動に取り組んでいます。

ヤンマーグローバル表彰 [YANMAR Grand Prix (Y-GP)]の開催

2024年2月、「2023年度ヤンマーグローバル表彰(Y-GP)」の大会審査会をオンラインで開催しました。実績を伴う成果を表彰する「業績向上賞」、経営に貢献する改善改革活動を表彰する「改善・チャレンジ賞」の2部門で、計38チームを表彰しました。

社員の挑戦を後押しする「HANASAKA」に関連した活動として、また、社員が日頃取り組んでいる改善テーマやチャレンジを共有し、称え合う場として「ヤンマーグローバル表彰(Y-GP)」を実施していきます。

社員の声
Y-GP改善・チャレンジ賞「管理間接部門」で1位を受賞したヤンマーパワーテクノロジー株式会社 特機事業部品質管理部検査第一グループ部品検査係の取り組み

さまざまな検査業務のなかで外観検査は人に委ねる検査であり、検査技量が合否判定に大きく影響します。また、検査技量は目に見えるものではなく、過去から人の官能評価に依存していました。
特機事業部では、大型エンジンを生産しているため部品個々が大物となり外観検査を自動化することは難しく、重要部品においては船級協会や国土交通省のルールに基づき、外観目視による磁気探傷検査が要求されています。
この難題について、ベテラン作業者の検査技量を伝承することが今後のヤンマーの未来を紡いでいく重要なことと考え、外観検査の課題である「どこを」「どれだけ」検査したのかを「見える化」することに取り組みました。
検査技量を標準化することで製造品質が安定し、お客様に安心して製品を使ってもらうことでLife Cycle Value(お客様の生涯価値評価)の向上につながればと思います。
このような素晴らしい賞を受賞することができ、より職場のチームワークが醸成したと思います。今後も改善活動に積極的に取り組み、最後まで諦めずに難題に対して結果が出るようなチームにしていきます。

Y-GP改善・チャレンジ賞「管理間接部門」で1位を受賞したヤンマーパワーテクノロジー株式会社(特機事業部)のメンバー一同
Y-GP改善・チャレンジ賞「管理間接部門」で1位を受賞したヤンマーパワーテクノロジー株式会社(特機事業部)のメンバー一同
販売拠点 お問い合わせ よくあるご質問