マリンアクティブスタビライザー

安全に、負担なく、快適に。多くの小型船に適用可能な安定化システム

【小型船は揺れる】【海の仕事はキツイ】そんな常識を変えたくてヤンマーが考えたのが、浮体追加型アクティブスタビライザーです。
船に後付けで搭載することができ、大幅に揺れを軽減することができます。
安定性が非常に高く、特に揺れが大きくなりやすい小型船での船酔いの軽減や、安全な船上作業を実現できます。
多くのお客様の課題を解決する新しい選択肢として、小型船でも、安全に負担なく快適に、安心して海を活用し続けられる未来を目指します。

アクティブスタビライザーとは?

アクティブスタビライザー説明図

上下に稼働するフロートを船体に搭載し、波の揺れに合わせてフロートの位置を制御することで、揺れを抑えることができるシステムです。船が波を受けても傾きを最小限に抑えることができ、船酔いの軽減や安全な船上作業を実現できます。

浮体追加型とは?

より多くのお客様の船を安定化するために

従来の下部懸架型では、フロートが船体の全重量を支える必要がありました。ほとんどの体積をフロートが占有し、結果として居住スペースが狭く、重心の高い、2基掛けの特殊な形状の船に限られていました。

浮体追加型とすることで、フロートが船の全重量を支える必要がなくなり、お客様の様々な形状の船に適用できるようになりました。

下部懸架型

  • 動揺抑制
  • 衝撃低減(サスペンション)

浮体追加型

  • 動揺抑制
  • 衝撃低減(力制御)
  • 多くの船型に対応
  • 新造船&レトロフィット
下部懸架型と浮体追加型の説明図

小型船でも高い安定性

復原力を自在にコントロール

安定化の原理は復原力を自在にコントロールすることです。外力によって船が傾いた場合に、傾きを抑制する力が発生するように浮体の位置を変えることで、安定を保つことができます。

上下揺れを含めた3軸減揺

減揺なし、1軸減揺、2軸減揺、3軸減揺時のヒープを比較したグラフ

海上労働の負担軽減、豊かなマリンエクスペリエンス

アクティブスタビライザーの利点は、縦揺れと横揺れを抑える効果に加え、上下の揺れを抑制できることです。これら3軸の減揺効果により、海で活躍する人々の身体的な負担を軽減し、より多くのお客様が豊かなマリンレジャー体験をできるように致します。

減揺なし

1軸減揺

2軸減揺

3軸減揺

  • ロールは横揺れ、ピッチは縦揺れ、ヒーブは上下の揺れを指します。

力制御による水面との接触保持

力制御とは、船体が水面から受ける接触力に応じてフロートの位置をコントロールする制御方式です。これにより、フロートが常に水面との適切な接触状態を保つことが可能となります。

荒天海域でも高い安定性

水面からの跳ね上がりや落下を抑制することができ、荒れた海況でも高い安定効果が期待できます。

アンチスラミング効果

衝撃の原因である落下自体を抑制することで、船底の損傷を防ぎます。

安定化装置なし、力制御なし、力制御ありの場合を比べた図。力制御ありの場合は浮かない、落ちない。

安定した移乗支援

洋上施設への移乗の際には、常に船体が水面をとらえ重量を支えることができ、船首摩擦力(ボラード推力)に依存しない安定した移乗を可能にします。

多くの小型船への搭載性

お客様の用途に応じた基本バリエーション

Type-A

2フロート 航走時併用型

Type-B

4フロート バランス型

Type-C

コンパクトな停留特化型

専用モデル

用途に応じた専用型

用途・搭載イメージ

  • プレジャーボート
  • 遊漁船、レンタルボート
  • 漁船、養殖作業船
  • 連絡船、遊覧船、海上タクシー
  • 保守作業船(CTV)
  • パイロットボート
  • 無人船(ASV)

マリンアクティブスタビライザー 紹介動画

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