2015年、ヤンマー初のインハウスデザインチームが発足して以来、製品の機能性だけではなく、社会と人々に新たな価値を生み出すデザインを追求してきました。
本展覧会では、ヤンマーのインハウスデザインチームが手がけた多岐にわたるデザインワークと共に、ヤンマーデザインがディレクションし、世界中のパートナーと共に創造した作品の数々をご紹介します。製品デザイン、グラフィックデザイン、建築、パッケージデザインなど、普段は目にすることのないインハウスデザインの多彩な世界を、ぜひお楽しみください。この10年の歩みを振り返りつつ、ヤンマーが描く「みらいのけしき」をぜひ体感していただければ幸いです。

イベント名:「YANMAR DESIGN みらいのけしき展」
開催日時:2024年11月8日(金)~11月15日(金)
開催時間:11:00~19:00(15日は17:00まで)
会場: YANMAR TOKYO 地下1階「HANASAKA SQUARE」
東京都中央区八重洲2-1-1

入場料:無料(事前予約不要で自由に観覧いただけます)

ヤンマーは、1912年の創業以来、ディーゼルエンジン技術を核に、挑戦と革新を続けてきました。産業を支え、未来を切り拓く製品を提供しつづけるなかで、2012年の創業100周年を契機にデザインとブランディングの強化に着手。2015年には、ヤンマー初のインハウスデザインチームが発足し、製品の機能性を超え、社会と人々に新たな価値を生み出すデザインを追求してきました。
2023年には、「ヤンマーらしいデザインとは何か」をさらに深く探求し、新たに「本質デザイン」というデザインフィロソフィーと、「柔和剛健」というデザインディレクションを打ち立てました。「本質デザイン」とは、形や様式にとらわれず、物事の本質に迫るデザインを極めるということ。「柔和剛健」とは、創業者の精神を受け継ぎ、柔らかく人々に寄り添いながらも、課題には力強く立ち向かう姿勢でデザインするという我々の想いが込められています。
今回の展覧会では、ヤンマーのインハウスデザインチームが手がけた多岐にわたるデザインワークに加え、我々のディレクションによって、世界中のパートナーとともに創造した作品の数々をご紹介します。工業デザイン、グラフィックデザイン、建築、パッケージデザインなど、普段は目にすることのないインハウスデザインの多彩な世界を、ぜひお楽しみください。この10年の歩みを振り返りつつ、ヤンマーが描く「みらいのけしき」をぜひ体感していただければ幸いです。

ヤンマーホールディングス デザイン部

デザイン部メンバー写真

形や様式にとらわれず、物事の本質に迫るデザインを極めるということ。

創業者の精神を受け継ぎ、柔らかく人々に寄り添いながらも、課題には力強く立ち向かうデザイン。

ヤンマーデザイン年表

創業時から事業ごとに適所最適で行われてきたデザインを、2012年の100周年を機に刷新。2015年のデザインチーム発足とともに、それらを活用し、グローバルに社内外へ浸透させるフェーズに移行しました。現在は、未来の事業を見据えた先行デザイン手法の「YANMAR PRODUCT VISION」や、デザインのプラットフォーム構築を通じて、社員自らがブランドを創出するための基盤をつくり上げています。

次世代ヤンマーデザインのありたき姿を視覚化した「YPV: Yanmar Product Vision」。未来を創造するYPVから生まれたデザイン要素と、これまでヤンマーが培ってきたデザイン要素を融合し、プラットフォームを構築します。このプラットフォームはあらゆるデザインプロジェクトに応用され、デザインの効率化と高次元化を両立させることで、顧客価値を最大化します。

デザインプラットフォームイメージ
YPV-L|C
詳細はこちら
YPV-L|C
YPV-C
YPV-S
詳細はこちら
Foiling Sail Boatイメージ

「大地」「海」「都市」、ヤンマーが活動するフィールドは地球全体に広がっています。 ヤンマーデザインは農業・マリン・建機・エンジン・エネルギーといった製品デザインに加え、建築・公園・食・スポーツなどの多岐にわたる分野を手掛けています。社内だけでなく、企業や一般生活者を含むすべての人々をステークホルダーと捉える「インクルーシブ・ブランディング」の考えのもと、共感を生むデザインを実践しています。

未ル
ヤンマーが製作・プロデュースを手がけるオリジナルの商業アニメ。ストーリーを通じて、人と自然の豊かさを両立させた未来を切り拓くヤンマーの想いを表現しています。「未ル」のメインキャラクターは、ヤンマーデザインが原案を担当。背中に装着されたアタッチメントは実際のヤンマー製品から着想を得ており、武器を持たないロボットとして、困難に立ち向かう人々に寄り添う存在として描いています。
ヤン坊マー坊
1959年から国内の企業マスコットとして長年親しまれてきたヤン坊マー坊をリニューアル。ヤンマーデザインは社外クリエイターと共創し、ヤン坊マー坊への深い想いを込めた3つのデザインを提案。未来にわたって愛されるキャラクターになるよう一般投票を行い、9代目が誕生しました。
セレッソ大阪
「セレッソ大阪のファンをもっと増やしたい」という想いのもと、ユニフォームやキャラクター、スタジアムを含むコミュニケーションデザインに取り組んでいます。このデザインを通じて、選手やファンが最高のパフォーマンスを発揮できるようサポートしています。
レストラン(BLADE)
ヤンマーが目指す4つの豊かな未来のひとつに、「食の恵みを安心して享受できる社会」があります。この理念を体現するため、人々との接点となるレストランの運営も行っています。BLADEでは香港のような活気と賑わいを創出する中華レストランのブランディングを通じて、豊かな食文化を広めています。
針中野駅
ヤンマーが指定管理を行う長居公園のブランディングを担当。ロゴからサイン計画まで幅広く携わり、地域に愛される公園を目指しました。その最寄り駅である針中野駅のリニューアルも手がけ、駅舎の柱を木々に見立て、植物や生き物をグラフィックで表現。駅に降り立った瞬間から、公園へと続くワクワクをデザインしました。
沢の鶴
「酒米プロジェクト」は、日本酒用の米作りの負担を軽減したいという想いから始まりました。そこで生まれた酒米を最高のお酒にするため、ともに手を取り合ったのが沢の鶴です。二社の米への情熱から生まれた製品は、その成長とともにブランディング化され、デザインワークとして結実したのです。
販売拠点 お問い合わせ よくあるご質問